【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2015年6月19日金曜日

落石ネイチャークルーズPM便  443,746

2015年6月19日(金)  Byイーグル
<落石ネイチャークルーズPM便>
南風が強く一時は運航が危ぶまれましたが、「沖の様子は大したことがない」との漁師さんからの情報に接し、運航を決定いたしました。実際に沖に出てみると、昆布船も出ており気温も高めで、帰路の揺れ以外は運航に大きな支障はありませんでした。
沖にいる漁師さんのからのリアルタイムの情報をもとに運航を決定したり、海鳥のより多そうなコースを決定したりできる事。この現役漁師さんとのコラボが落石ネイチャークルーズの最大の「強み」だと言えます。

今日も、10名様とほぼ満席のお客様に落石の海鳥を楽しんでいただきました。おひとりは、何とアルゼンチンからのKeen Birderでした。6年目を迎え、落石ネイチャークルーズをご利用いただく外国人のお客様も増えています。その方々は例外なく上級者のバーダーです。初めての落石Nクルーズにもかかわらず、出現するほとんどの鳥を識別できる方々です。今日のお客様もそうでした。

アジアからよりも欧米や豪州からのお客様が多いのも当クルーズの大きな特徴と言えるでしょう。

今日のエトピリカは最初距離があり、出ているにも関わらず「見た気がしない」という状況でしたが、30分ほどかけて、ユルリ・モユルリ海峡の外側を捜索。何とか2羽のエトピリカを、25mくらいの距離で観察することができました。採餌に夢中でこの2羽は落ち着きのない様子でしたが、最後は、別個体と思われる2羽が船に向かって飛んできてくれ着水。短い間でしたがじっくりとその美しい姿を楽しませてくれました。その後、なんと船に向かって離水。飛び上がる様子を正面から観察することも出来ました。

その他、ケイマフリ・ウトウも順調に現れてくれましたが、今日はウミガラスやウミスズメの姿を見かけることはありませんでした。

帰路、モユルリ島の近海では、船をかすめるように夏羽のチシマウガラス(成鳥1)が飛んでくれ、船内は大いに盛り上がりました。

今日は、多少の揺れはありましたが、日本人の皆様はもちろんの事、外国からのお客様にも満足していただける「鳥果」が得られたのではないかと思われます。


《観察種》
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(夏1) *船の横を飛翔してくれました。
ウミネコ
オオセグロカモメ
ケイマフリ(100+)
ウトウ(150+)
エトピリカ(2+2=4羽)
アマツバメ

 エトピリカ
Tufted Puffin
後ろからの強風に自慢の冠羽も台無し。
エトピリカ。
Tufted Puffin
盛んに飛翔を繰り返してくれました。
エトピリカ
Tufted Puffin
船に向かって離水。
あわてました。
コミカルなエトピリカ。
Tufted Puffin

ウトウ。
Rhinoceros Auklet
船べり10m。
相変わらずの男前。


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