【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2009年10月25日日曜日

白鳥を探して・・(当協会ブログより抜粋)

今回は、以前ゆっくり見れなかった旬のオオハクチョウを探すことにしました! 
ちなみに レア度★★  (根室ではこの時期ほとんど見れます) 
 13:23分 まずは根室半島オホーツク海側にある トーサムポロ沼 約33羽 
↓トーサムポロ沼に架かる協力橋  左側の岸に白鳥の群れが見えました。

↓14:03分 温根沼大橋周辺  約120羽  
 遠くからでも「クワックワッ」と鳴き声が聞こえます。

↓14:20分 道の駅スワン44   沢山いました!!   


↓後ろに見える白い物体も白鳥です。 丸まってると白い浮遊物に見えます・・

↓スワン下の木道から、かなり近くで見れましたよ!
 優雅な佇まいで目の前をスゥィ~と横切っていきました。

↓14:40 春国岱の防波堤脇 約15羽  今回1番近くで見れました。

   水をガブガブ飲む姿は、あまり優雅では無かったです・・

   よく見ると長い首が面白いように曲がっています。  根室の秋冬の風物詩オオハクチョウは今が見ごろ!!です。

2009年10月22日木曜日

2009年10月20日(火)
イーグルです。鳥類学者のDr.Mark Brazilから以下のメールが届きました。
10月13日実施しました落石調査クルーズに、Brazilさんにも乗船していただき、クルーズの企画に対し高い評価をいただきました。根室でお別れした後、彼は濤沸湖や十勝平野を経由して札幌に帰られたようですね。

Dear Eagle-san,
Thank you for making it possible for me to join this cruise. It was extremely interesting for me, and a great opportunity to chat with you at Minshuku Furen with Matsuo-san.
I continued the explorations of east Hokkaido checking accommodations and sites, and found a Pectoral Sandpiper and a Whiskered Tern at Toufutsu-ko, and 29 Snow Geese and 7 Lesser White- fronted Geese in Tokachi on our way home - so it was a very successful trip for me.
Looking forward to the next time we can meet you.
Best wishes,
Mark.
*Pectoral Sandpiper =アメリカウズラシギ
*Whiskered Tern =クロハラアジサシ
*Snow Goose =ハクガン
*Lesser White-fronted Goose =カリガネ




2009年10月19日月曜日

2009年10月18日(日)
イーグルです。10月12日から17日まで、根室に行って来ました。
今回は、鳥類学者のDr.Mark Brazilを招いての落石調査クルーズに加え、「バードウォッチング観光振興のすすめ」という講演会を根室市内で2回行って来ました。
思いがけず、予想外の大珍鳥(アカアシミツユビカモメ)との出会いもあり、生涯忘れられない道東行になりました。 アカアシの噂は、数年前から、根室で聞いていました。昨年も一昨年も噂はありました。しかも、いつも10月です。10月の荒天の後には、根室半島の漁港から目が離せません。
**写真は下記(次の投稿)の熊谷さんからの情報・写真をご覧ください。


[10月12日(祝)]
<釧路→厚岸>
ミヤマガラス(5) トビ ハシブトガラス ミヤマカケス
ハシボソガラス
<厚岸>
トビ ウミネコ オオハクチョウ ウミウ オジロワシ
<琵琶瀬展望台>
タンチョウ(2)

<春国岱>
ヒドリガモ ハクセキレイ キジバト ウミネコ オオセグロカモメ ミヤコドリ(1) ウミアイサ(メス1) ウミネコ(多) タヒバリ(多) ヒバリ(少)


[10月13日(火)]
落石調査クルーズ  波高:2.5m  曇り/雨 かなりの揺れ
8:33 出港
8:33 ユリカモメ(10) オオセグロカモメ(1) ウミウ(1)
8:34 オオセグロカモメ(1)
8:35 ミツユビカモメ(700+)*堤防上
8:36 ミツユビカモメ(1)
8:38 ミツユビカモメ(1)
8:40 ウミウ(1) オジロワシ(F2) ヒメウ(1) ヒメウ(1)
8:41 ユリカモメ(1) オオセグロカモメ(1)
8:44 ミツユビカモメ(1) オオセグロカモメ(1)
8:47 アビ(1)
8:51 シロエリオオハム(1)
8:51 船が左ターン
8:54 ミツユビカモメ(1) オオセグロカモメ(1)
8:57 ミズナギドリsp(1)
8:57 ハイイロウミツバメ(1)
8:58 ハイイロミズナギドリ(1) オオセグロカモメ(1) ウミネコ(1)
8:59 アビ(3) ウミネコ(1)
8:59 シロエリオオハム(1)
9:08 シロエリオオハム(1)
9:09 ヒメウ(1)
9:10 ウミウ(1) *岩の上
9:11 ウトウ(4) ウミウ(1) ヒメウ(1) ヒメウ(1)
9:12 オオセグロカモメ(1) ケイマフリ(冬2)
9:13 ヒメウ(2)
9:14 ヒメウ(4) ウミネコ(1)
9:15 ウミウ(1)
9:16 アカエリカイツブリ(1)
9:17 クロガモ(7)
9:18 ウミガラス(1)
9:24 ヒメウ(2)
9:27 ウミスズメ(1)
9:29 ウトウ(1)
<波が高くて観察不能。船尾へ避難>
10:15 オオセグロカモメ(1)
10:18 オオセグロカモメ(1)
10:22 ミツユビカモメ(3)
10:27 ミツユビカモメ(6)
10:29 イルカSP(1)
10:30 アビ(3)
10:31 ユリカモメ(1) オオセグロカモメ(若1)
10:33 シロエリオオハム(1)
10:35 オオセグロカモメ(1) ミツユビカモメ(10) 
10:37 オオセグロカモメ(1)
10:41 ミツユビカモメ(100+)
10:42 アカアシミツユビカモメ(1)(*) 
*落石漁港のすぐ外側の海面。ミツユビカモメの群れの中に確認。われわれの調査船が通りかかるほんの一瞬の出来事でしたので、残念ながら、全員が見ることはできませんでした。
<ミツユビカモメ・ユリカモメ・オオセグロカモメ 多数>
11:05 落石港へ入港


[10月14日(水)]
早朝
<春国岱>
オオセグロカモメ ウミネコ アオサギ トビ クロガモ ウミウ
タヒバリ アカエリカイツブリ(1) ハシボソガラス ハシブトガラス ムナグロ(10+) マガモ ハシビロガモ オナガガモ ヒドリガモ タンチョウ(2)(2) トビ ヒバリ ダイゼン(10+) ハマシギ(100+) オジロワシ(2)(1) ウミアイサ(♀1) ワシカモメ(1)

[10月16日(金)]  根室半島半周=オホーツク海側をドライブでチェック。
<コタンケシ橋付近>
オオセグロカモメ ワシカモメ(1) ユリカモメ マガモ トビ ウミウ ミツユビカモメ 
ユリカモメ(200+) シノリガモ カモメ(少) ウミウ ヒメウ タヒバリ ウミネコ セグロカモメ(1) シロカモメ(1)
<ゴルフ場入口ー協力橋>
ミヤマガラス(10+)

ユリカモメ(20+) オオハクチョウ(30+) マガモ ハシビロガモ ワシカモメ(1) オオセグロカモメ ハシボソガラス
タヒバリ
<水産研究所周辺>
オジロワシ(1)*岩の上  ウミウ(多) シノリガモ
タヒバリ ヒメウ ウミアイサ(♀1)
<温根元漁港>
ウミウ ヒメウ ウミネコ(2000+) オオセグロカモメ(2000+) ユリカモメ(1000+) ミツユビカモメ(3000+)

アカアシミツユビカモメ(夏羽・成鳥1)!!

**温根元漁港はチシマシギの名所なので、いつも立ち寄ります。今日は、快晴にもかかわらず、8000羽位のカモメが港の中の堤防で休んでいました。ミツユビの大群は壮観。望遠鏡で詳しく見ていたら、一羽の足が赤いではありませんか! 背筋に電気が走りました。すぐに座ってしまいましたが、数千羽のミツユビの中にいたので、お陰で頭の形の違いをじっくり観察できました。興奮が確信に変わり、約40分間、立ち上がってくれるのを待ちました。程なく1隻の漁船が通りかかり、カモメたちが一斉いに立ち上がってくれました。間違いない!久々のライファーです。本当に興奮しました。*翌日の情報では、2羽居たようです。

<納沙布岬>
ウミウ ヒメウ ミツユビカモメ オオセグロカモメ ウミネコ フルマカモメ(1) トウゾクカモメ(15+) シノリガモ ワシカモメ ケイマフリ(冬2) ウミバト(冬1)

カケス(3) 
*渡りの途中か? 10月はミヤマカケスが、道東一帯を集団で移動しているのをよく見かける時期です。
* イルカが沖合に多い。
* ラッコは見つからず。昨日は居たらしい。

*トウゾクカモメが他の鳥から餌を奪おうと、空中戦を繰り広げていました。
*ウミバトはラッキーでした。 

[10月17日(金)]
<温根沼大橋>
タンチョウ(4) オオハクチョウ(60+) ハシブトガラス マガモ アオサギ(多) オオハクチョウ(15)
<床丹集落近辺>
スズガモ(200+) トビ
<尾岱沼周辺>
カワアイサ タンチョウ(4)
<野付半島>
ダイゼン(10) ハマシギ(50+) アオサギ
* 先日の台風のあと、寒気が流れ込み、カモの数が急に増えた。

2009年10月18日日曜日

レアカモメ!(当協会ブログより抜粋)

昨日、僕をバードウォッチャーの世界へ誘ってくれたイーグルさんから
 「温根元漁港に珍しいカモメが来ているよ!」と連絡がありました。

さっそく急いで出発しましたが・・・ 現地にカモメが1羽もいない・・・
間違えて温根沼漁港に来てしまいました。 
温根元はオホーツク海側から納沙布に行く途中の所。 
温根沼は風蓮湖の方。・・方向が全然違いました・・ 気を取り直して、温根元漁港に到着すると
最近何かとお世話になっている根室の自然全般に詳しいMさんが居て、 
アカアシミツユビカモメなる珍鳥を確認していました。

漁港にはおよそ2000羽ほどカモメがいました。何も起きていないのに、
なぜか一斉に飛び立つ時があります。これだけでも充分圧巻します。
この数を見ると・・この中からアカアシミツユビカモメ1羽探し出すのは至難の業・・・
心が折れそうです・・


通常のミツユビカモメ。  レア度 ★★
(見られる機会が多い。地域によっては普通に見られる)
図鑑によると、小型のカモメで冬羽は頭の後ろの方に黒い斑点が出る。
足が黒いとのこと。この鳥も根室ではあまり見かけないと聞きました。

いました!!!  アカアシミツユビカモメ! 

レア度 ★★★★(ほとんど見られない) ミツユビカモメと同じ大きさで似ていますが
特長は、オデコが若干出っ張ってる。 分かりやすいのは赤というか・・ 鮮やかなオレンジの足です! 「オレンジアシミツビカモメ」でも良いのでは?と 思いましたけど、学者さん達は多分、
語呂が悪いし 名前長くなるから「アカアシ」にしたんだろうなぁ・・ と
勝手な想像を膨らませていました。頭部が真っ白なのは
「まだ夏羽だからだよ」とMさんから教えてもらいました。 羽もマダラでした。


首を振った瞬間に後頭部がみえました。よく見ると

頭の真ん中あたりの毛が薄くなっています。 

Mさんがもう1羽見つけたので2羽いたことになります。

ミツユビカモメの、なごんだ一コマ。 
犬や猫のように足で頭をシャカシャカかいてます・・

何百羽もいるカモメの中から足の赤いカモメを探している時
ふと小学生の頃よく読んでいた「ウォーリーを探せ!」 という絵本の事を思い出しました。
もちろんMさんが先に発見し、僕に教えてくれました。 
秋の時化た日にミツユビカモメやアカアシが漁港に寄りやすいとのこと。 
僕1人で探していたら絶対見つからなかったでしょう。
Mさんに感謝しっぱなしです。 そして情報をくださったイーグルさんにも感謝です!

根室市観光協会
事務局員  熊谷 貴史

2009年10月16日金曜日

嵐の日には・・(当協会ブログより抜粋)

  先日の台風で荒れた日(9日) 「時化た日は漁港に珍しい鳥が寄るよ」 と聞いていましたので 
 さっそく雨風が強い中、根室港へ行ってみました! 
弁天島が一番近く見える岸壁の隅にゴメ(カモメ)以外の
見慣れない物体がたくさん飛んでました。チャカチャカ動いていて、せわしない感じ。(画像左)


図鑑で調べてみると・・・  ハイイロウミツバメ  という鳥でした。  
図鑑にはレア度 ★★★★(四つ星満点中)。
地域によって異なりますが、ほとんど見る機会が無い鳥の位置づけです。 
けっこうウジャウジャいたので、そんなレアには見えませんでしたが・・  
これが野鳥王国根室の特性なのでしょうか??(画像中央)



大きさはハトより2回りくらい小さめです。ざっと見て50羽ほどいました。
皆、風に向ってひらひらと舞うように飛んでいました。  (でも強風なので押し戻される) 
時折、岸壁でチャッと水を飲んですぐ飛び立ちます。常に動いていたので写真を撮りづらい・・
(画像右)

 
ハイイロウミツバメは海に出ると、たまに見れるそうです。 あまり期待しないで行った分
珍鳥にあえて嬉しかったです!


根室市観光協会 
事務局員  熊谷 貴史
HP  
http://www.nemuro-kankou.com/
ブログ
http://sea.ap.teacup.com//nemuro_tourist/

2009年10月11日日曜日

2009年10月9日
<嵐の根室半島・台風18号>  天候:強風雨   観察者・写真提供:森利博
[根室港]
トウゾクカモメ(100-)
クロトウゾクカモメ(少数)
ミツユビカモメ(200+)
ウミネコ
オオセグロカモメ(多数)
セグロカモメ
ユリカモメ(10+)
ハイイロウミツバメ(30+)
ウミウ
ヒメウ
シノリガモ
タヒバリ
[温根沼漁港]
トウゾクカモメ(200+) *温根沼大橋周辺を含める。
ハイイロウミツバメ(100-)
ミユビシギ(100+)
ミツユビカモメ(100-)
オオセグロカモメ
[春国岱入口]
トウゾクカモメ(20+)
ハイイロウミツバメ(数羽)
[花咲港]
トウゾクカモメ(観察中1羽だけ確認)
ハイイロウミツバメ(20+)
シノリガモ
ウミウ
タヒバ
*この時期、北よりの強風時、海鳥は根室海峡(オホーツク海)側に寄ることが多い。
森 利博
*****台風の中、根室半島ではこんなに素晴らしい鳥が出ていたのですね。正に「嵐の日は港に行け!」のセオリーの実践。森さんお見事です!
この時期、根室沖合には、トウゾクカモメ類やウミツバメ類が大いに期待できるという事ですね。
来年から周年で運航予定の「落石海鳥クルーズ」への期待が更に膨らみました。
森さん、貴重な情報ありがとうございました。(イーグル)*****