【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2011年10月28日金曜日

2011年10月28日(金)   65,205
<根室周辺の野鳥の様子> By イーグル
1.ここ数日晴天に恵まれておりますが、海洋を含め天候は不安定な時期が続きそうです。落石ネイチャークルーズも最近は、営業上の理由と悪天候のために就航できておりませんが、沖合の情報によりますと、冬鳥シーズンへの移行は急速に進みつつあります。根室半島の太平洋側の海には、ウミスズメウミバト(夏→冬羽移行中)・コウミスズメなどが散見されますし、年中姿を見かけるケイマフリも冬羽に変化しています。クロガモ・ビロードキンクロ・ホオジロガモ・スズガモ・ヒドリガモ・マガモ・オナガガモ・ハシビロガモ・コガモなども、徐々に数が増えてきています。昨日は風連湖に集結した300羽程度のスズガモを襲うオオタカの姿を見かけました。
2.ワシ類はオジロワシを見かけますが、オオワシはまだ見かけません。ただ、昨年は11月第1週にはオオワシが来ていましたので、もうどこかに来ていてもおかしくありません。
3.最近ミサゴをよく見かけます。昨日は温根沼林道
付近や風連湖周辺で、合計5羽のミサゴを観察いたしました。ホバリングとダイビングを繰り返し、盛んに魚を取っていました。
4.風連湖の走古丹周辺には、100-200のハマシギの群れが滞在しています。
5.各所の港のカモメ類も数が増えてきています。オオセ
グロカモメ・ウミネコ・シロカモメ・ワシカモメ・ユリカモメ・ミツユビカモメ等を見ることが出来ます。例年ごく少数観察されるアカアシミツユビカモメはまだ発見できておりません。
6.風連湖の湖岸や厚床周辺などの草原では、子育てを終えたタンチョウがペアーでのんびり寛いでおります。あと少しで、釧路方面に移動するのでしょう。
7.冬の小鳥類達はまだ到着していないようです。今朝の
明治公園には、キバシリ(まれ)・シジュウカラ・ハシブトガラ・ヒガラ・ゴジュウカラ・コゲラ・スズメ・オジロワシ・ハシブトガラス・ハシボソガラス・トビ・ウミネコなどがおりました。キバシリはトイレから池に降りてゆく遊歩道付近で、次々と木から木へと移動する独特の行動を、10mの至近距離から観察できました。スワンの森など風連湖周辺の森では、カラ類にに加え、コゲラ・アカゲラ・オオアカゲラなどがおりました。
8.根室市内の街路では、ナナカマドが赤い実がたくさんつけています。まだ、レンジャクやイスカの姿は見かけませんが、もう時間の問題だと思います。昨年は、11月に入ると、根室市内でキレンジャク・ヒレンジャクの300羽程度の群れやイスカの姿を見かけました。明治公園や根室警察横の根室公園が彼らのお気に入りの場所です。
以上、ここ2日間の根室市周辺の野鳥情報でした。ちなみに、野付半島には、クロガモの姿が見え始めております。














<クルクルとらせん状に這い上る
キバシリ君>



2011年10月28日(金)
<ブログ再開いたします!>

長らく更新を休止しておりました本ブログを再開させていただきます。
小笠原・東京において道東の魅了をセールスする活動や「ジャパンバードフェア(JBF)」への道東からの出展・運営、そして、来年2月3-5日に開催が決定しました「第5回根室バードランド・フェスティバル」の準備のため、9月中旬から神奈川県の方に滞在しておりました。JBFでは、根室・釧路チームが最優秀賞の「オオバン賞」を受賞するなどうれしい出来事もありましたが、道東に居なかった期間、ブログが更新できない状況が続いておりました。ようやく、すべての営業日程を終え、2日前に根室に帰って参りました。今後、台湾のバードフェアに参加する11月上旬を除き、また道東の野鳥情報の発信に努めてまいりますので、引き続きご愛顧の程よろしくお願い申しあげます。(イーグル)