【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2012年6月30日土曜日

2012年6月30日(土) 115,384
<落石ネイチャークルーズAM便速報> By イーグル
濃霧の中、エトピリカがなかなか見つからず苦労しました。かなり長い間捜索。やっとの思いでモユルリ島の近海で1羽のエトピリカを見つける事が出来ました。その後、2羽を加え、最終的には3羽を確認。今日のクルーズで特筆すべき事は、エトピリカが我々の船の様子を偵察するために船の上空を2周半飛行してくれた事です。エトピリカは人間にとても興味がある好奇心の強い海鳥ですが、ごくたまに今回のような行動をとります。今日のお客様方は、エトピリカに敵意がないと認められたわけです。
カメラのレンズを向ける時間を少なくするなど、毎回エトピリカに対し「敵意がないというアピール」をしていますが、今日は我々の気持ちをエトピリカが受け入れてくれ、安心して我々の様子を見に来たというわけです。今日ほど海鳥とのコミュニケーションの楽しさを感じた日はありませんでした。
≪確認種≫
ウトウ(500+)
ケイマフリ(40+)
エトピリカ(3)
ウミウ
ヒメウ
ハシボソミズナギドリ(↓)
ハイイロミズナギドリ(200+)
フルマカモメ(20+)
ウミネコ
オオセグロカモメ
ウミガラス(1)
オオハム(2)
シロエリオオハム(1)
オジロワシ(1)


2012年6月29日(金) 115,215
<落石ネイチャークルーズ速報> By イーグル
濃霧の中の出航でしたが、満杯11名のお客様の日頃の行いがとても良い為でしょう。ユルリ島の裏側に来ると急に青空が広がり、視界がとても良くなりました。
そのおかげで、エトピリカを次々に確認。20mの至近距離まで来てくれた個体を含め、延べ16羽が美しい姿を見せてくれました。16羽は今年のレコード更新となりました。
(確認種)
ウトウ(1000+)
ケイマフリ(40+)
エトピリカ(16)
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(1)
ハシボソミズナギドリ(↓)
ハイイロミズナギドリ(500+)
フルマカモメ(2)
ウミネコ
オオセグロカモメ
オジロワシ(1)
アマツバメ(5)

今日も元気なエトピリカ

2012年6月27日水曜日

2012年6月27日(水)  114,758
<落石ネイチャークルーズ速報> By イーグル
今日は「快晴」「無風」「凪」に加え「ミズナギドリの大群」と4拍子揃った快適なクルーズとなりました。
落石漁港を出てすぐに1羽のチシマウガラスに遭遇。双眼鏡で真っ赤なサングラスがよく見られました。幸先の良いスタート。その後、ユルリ島沖でかなり大きなミズナギドリの群れに遭遇。船が海鳥に囲まれました。正に「落石マジックⅡ」という感じでした。四方でミズナギドリがプカプカ。ハイイロとハシボソの識別も今日ばかりはとても簡単でした。フルマカモメもたびたび現れてくれました。肝心のエトピリカは、なかなか現れてくれませんでしたが、終盤かなりよく出てくれ、最終的には10羽を数えました。
モユルリ島を通り過ぎるころ、ケイマフリの小群に出会いました。今日もケイマフリ達の可憐な鳴き声を聞くことが出来ました。あの声は何度聞いてもいいものです。
(観察種)
ウトウ(2000+)
ケイマフリ(80+)
エトピリカ(10)
チシマウガラス(1)
ウミウ
ヒメウ
ハシボソミズナギドリ(↓)
ハイイロミズナギドリ(3000+)
フルマカモメ(30+)
ウミネコ
オオセグロカモメ
ウミガラス(2)
ハシボソウミガラス(1)
オジロワシ(1)
アマツバメ(2)
ハクセキレイ(1)

2012年6月26日火曜日

2012年6月26日(火)  114,454
<落石ネイチャークルーズ速報> BY イーグル
今シーズン一番の快晴で暖かいクルーズでした。気温は15℃程度でしたが、風や波もなく、体感温度はもっと高いように感じました。
視界も良好で、クルーズ船から納沙布岬が遠望できるほどでした。
エトピリカも次々と姿を現してくれ、結局12羽も確認できました。その他、ウトウは当然のことですが、ミズナギドリの大きな群れに出会ったり、ウミスズメやチシマウガラスが船のそばを通り過ぎたりと忙しくも楽しいクルーズでした。終盤にはハヤブサやアマツバメが現れたり、落石漁港に入港後に船の上空をチュウサギが飛んだり、本当に盛りだくさんの内容でした。
ウトウ(500+)
ケイマフリ(40+)
エトピリカ(12)
ウミスズメ(1)
チシマウガラス(2)
ウミウ
ヒメウ
ハシボソミズナギドリ(↓)
ハイイロミズナギドリ(1000+)
フルマカモメ(2)
ウミネコ
オオセグロカモメ
チュウサギ(1)
ハヤブサ(1)

2012年6月25日月曜日

2012年6月25日(月)  114,317
<落石ネイチャークルーズ速報>
ウトウ(500+)
ケイマフリ(20+) *10羽くらいの群れのさえずりを満喫できました。
エトピリカ(4)
ウミガラス(1)
ウミウ
ヒメウ
ハシボソミズナギドリ(↓)
ハイイロミズナギドリ(50+)
フルマカモメ(10+)
ウミネコ
オオセグロカモメ
オジロワシ(2)
**AM便運航。今日は昨日と打って変わり、鳥の数が少なかった。イワシの群れが遠ざかったと見える。波も非常に高く、手すりをつかんでいないと立ってられない程の揺れでした。それでも、何とかエトピリカ(4)を見つけることが出来ました。
また、ユルリ島の裏側で、ケイマフリ2羽が盛んにペアードフライトを繰り返していました。2機のジェット戦闘機が空中戦を繰り広げているような光景がとてもユニークでした。
ご乗船の皆様、高い波の中、本当にご苦労様でした。(イーグル)

2012年6月24日日曜日

2012年6月24日(日)
<納沙布岬にエトピリカ!>
今、納沙布岬の沖合にはミズナギドリの大群が通過中で、海域全体が非常に賑やかな状態です。今日はミズナギドリ、ウトウやケイマフリも双眼鏡やスコープで十分観察できました。
その中に、なんと何と、エトピリカが1羽プカプカ浮いているのを発見しました。距離があり写真は撮れませんでしたが、赤いくちばし・白い顔・黄色い髪の毛などがくっきりと確認出来ました。納沙布岬でエトピリカを見たのは生まれて初めての経験でした。ユルリ島の個体が来たというより、北方領土の個体が中間ラインを越えて来てくれたと考えるのが自然でしょう。思わず北方領土への「ビザなし交流」の為に最近新造された船「エトピリカ丸」の事を思い出しました。きっとエトピリカは人間の領土紛争など軽々と飛び越え、自由に根室の海を飛び回っているのですね。
(確認種)
エトピリカ(1)
ウトウ(1000+)
ケイマフリ(100+)
ミズナギドリsp.(数万羽)
フルマカモメ
オオハムsp(2)
ウミガラス(1)
オオセグロカモメ
ウミネコ
ヒメウ
ウトウ
ウミウ
トウゾクカモメ(1)

納沙布岬から一番近い「貝殻島灯台」。ミズナギドリの大群が近くを通過している。

2012年6月24日(日)
<落石ネイチャークルーズ速報> By イーグル
今日も冷たい風の中での運航であった。エトピリカは七つ岩のすぐ裏側であっさり現れてくれた。その後、ユルリ島の裏側でもエトピリカが次々と出現。かなり長い間20m位の距離でプカプカと浮かんでいる個体にも出会った。その他、今日はミズナギドリspの数も非常に多く、一時船がミズナギドリの大群に囲まれるという状況もありました。
(確認種)
ウトウ
ケイマフリ
エトピリカ(4)
トウゾクカモメ(2)
ハシボソミズナギドリ(↓)
ハイイロミズナギドリ(700)
フルマカモメ(50+)
ウミウ
ヒメウ
オオハム(3)
ウミネコ
オオセグロカモメ
オジロワシ(3)


七つ岩とエトピリカ


2012年6月23日土曜日

2012年6月23日(土)  113,815
<落石ネイチャークルーズ速報> By イーグル
4日ぶりに運航できました。AM便のみの運航でした。気温はわずか10℃。6月下旬とは思えない寒い1日でした。いくら根室が寒冷と言っても今年の寒さは異常です。
海にはまだ台風崩れのうねりが残っていました。海鳥は激しく波間に見え隠れし、観察条件はよくありませんでしたが、何とかエトピリカを見つけ出し、お客様にご案内させていただきました。終盤には20m位の近さでエトピリカ(1)が現れてくれ、厳しい寒さの中船内は少し暖かくなりました。ご乗船いただきましたお客様、寒さとうねりの中、本当にご苦労様でした。
(観察種)
ウトウ(1000+)
ケイマフリ(20+)
エトピリカ(7)
フルマカモメ(2)
ハシボソミズナギドリ(↓)
ハイイロミズナギドリ(200+)
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(夏1)
オオハムsp(1)
ウミネコ
オオセグロカモメ
オジロワシ(1)
トウゾクカモメ(2)

2012年6月19日火曜日

2012年6月19日(火)  112,828
<トウゾクカモメ・本日の落石ネイチャークルーズより> 
漁船の船首に立っていたところ、自分の目線より低い所を1羽のトウゾクカモメが通り過ぎて行った。




2012年6月19日(火)
<落石ネイチャークルーズ速報> 気温11℃。濃霧。
今日はAM・PM便ともに運航いたしましたが、一日中、濃い霧に悩まされました。AM便ではかなりしつこくエトピリカを探しましたが、とうとう見つけることは出来ませんでした。PM便もやっと2羽のエトピリカを霧の中で探し当てることが出来ましたが、かなり距離があり、じっくり撮影というわけには行きませんでした。既に台風4号の影響が出ており、海にはかなりのうねりがあり、両手で双眼鏡を操るのもままならないという有様でした。
ただ、イワシの大群が来ており、ミズナギドリ・フルマカモメ・コアホウドリの数も今日が断トツでした。何らかの鳥が終始出続けていました。トウゾクカモメも何度も出てくれ、特に、PM便では船のすぐ近くを旋回してくれました。皆様よい写真が撮れたのではないでしょうか。(イーグル)

(AM便)
ウトウ
ケイマフリ
コアホウドリ(3)
フルマカモメ(300+)
ハシボソミズナギドリ(1000+)
ハイイロミズナギドリ(100+)
ウミガラス(2)
ヒメウ
ウミウ
トウゾクカモメ(1)
オオハム(2)
オオセグロカモメ
ウミネコ

(PM便)
ウトウ(500+)
ケイマフリ(20+)
エトピリカ(2)
フルマカモメ(300+)
ハシボソミズナギドリ(1000+)
ハイイロミズナギドリ(100+)
ウミスズメ(2)
ウミガラス(1)
ヒメウ
ウミウ
トウゾクカモメ(2)
オオハム(1)
オオセグロカモメ
ウミネコ

2012年6月18日月曜日

2012年6月18日(月)
<落石ネイチャークルーズに関する重要なお知らせ> 

落石ネイチャークルーズの運航可能日についてですが、現在、「周年運航」「何曜日でも3名以上のお客様」の条件で運航しております。

ホームページには、
運 航 日:1日2便/毎週金曜日・土曜日・日曜日・祝日
とありますが、平日についても3名以上で運航が可能ですので、よろしくお願い申し上げます。

詳細は「エトピリ館(0153-27-2772)」まで、お気軽にお問合せいただければ幸いです。混乱を生じさせまして申し訳ございません。(イーグル)
2012年6月18日(月) 112,469
<落石ネイチャークルーズより> By イーグル
今日は朝から雨。久しぶりに野鳥関係の仕事はお休みです。
最近の落石ネイチャークルーズの様子をご紹介いたします。

落石ネイチャークルーズではラッコがよく出ます。モユルリ島近海にて。




今週からフルマカモメ「が増えてきました。



数少ない中間型フルマカモメ。


今週はトウゾクカモメが多い。


狙いすまして。。。。



一気に襲いかかるトウゾクカモメ。



オオセグロがやっと気づいた。


ケイマフリ(夏羽)。世界的にはエトピリカより貴重な海鳥です。





ウトウはよく流木に乗っています。


フルマとエトピリカの2ショット!


エトピリカは気づいていません。

いつも格好いいコアホウドリ。


モユルリ島のゴマフアザラシの群れ。

皆様のお越しを心からお待ちしております!!


2012年6月17日日曜日

2012年6月17日(日)  112,382
<落石ネイチャークルーズ速報>  By イーグル
今日は午前中は今にも降り出しそうな曇り空が何とか持ちましたが、正午頃からは雨。それでも、AM・PM2便とも運航いたしました。PM便は雨の中での運航となり、皆様ずぶ濡れでしたが、寒さを吹き飛ばすような今シーズン最高の鳥果に恵まれました。
カタクチイワシの群れがユルリ島周辺に現れた事が原因ですが、途方もない数の海鳥たちが出現。船が各種ミズナギドリとフルマカモメの大群に周囲を囲まれ、その中にトウゾクカモメ・オオトウゾクカモメ・コアホウドリが活発に飛び回り、広い範囲にウトウの大群が広がり、その中にウミガラス・ウミスズメ・エトピリカが点在するというようなこの世のものとは思えないような光景が見られました。ちょっと大げさかもしれませんが、私の頭に浮かんだ言葉は「落石マジック」でした。船から双眼鏡で見ても、水平線の彼方まで沢山の海鳥の群れが続いています。本当に凄い光景。クルーズガイドを始めて3年目ですが、こんなことは初めてです。改めて落石の海の底力を見せつけられた思いが致しました。
AM便では、モユルリ島の海域でゴマフアザラシ(16)やラッコ(1)にも遭遇致しました。
エトピリカはAM便では、出航直後に1羽の人なっこい個体に遭遇。島から数キロ離れた海原の中で15分程度じっくりとその美しい姿を観察させていただきました。雨の中のPM便でも2羽のエトピリカが確認でき、お客様も双眼鏡でじっくりと観察し感動されていました。
識別が難しい「ハシボソミズナギドリ」と「ハイイロミズナギドリ」の識別も、今日は容易でした。特にPM便では、わずか10mの至近距離に浮いている個体も数多く、頭部の形状の違いもはっきり観察できました。もちろん、反転するときの翼の形状の違いなどもよくわかりました。
トウゾクカモメやオオトウゾクカモメがオオセグロカモメを襲い、餌を吐き出させようと執拗に食い下がる光景も船から真近で見ることが出来ました。
カタクチイワシはしばらく滞在していると思われますが、海の様子は変わりやすいので、「落石マジック」を体験されたい方は、どうかお急ぎ、落石ネイチャークルーズをご利用いただければ幸いです。
(AM便) *曇り。12℃
ウトウ(1500+)  *流木に乗り、器用にバランスを取っている個体もよく見かけました。
ケイマフリ(100+)
エトピリカ(7)
ハシブトウミガラス(夏1)
ハイイロミズナギドリ(10+)
ハシボソミズナギドリ(10+)
フルマカモメ(300+) *白フルマは2羽確認。ユルリ島裏側で。
コアホウドリ
トウゾクカモメ(1)
オオトウゾクカモメ(2)
ヒメウ
ウミウ
オオハム(3)
オオセグロカモメ
ウミネコ
オジロワシ(1)

(PM便)*雨。10℃。
ウトウ(2000+)
ケイマフリ(100+)
エトピリカ(2)
ハイイロミズナギドリ(400+)
ハシボソミズナギドリ(300+)
アカアシミズナギドリ(1)
フルマカモメ(300+)
コアホウドリ(5+)
トウゾクカモメ(2)
オオトウゾクカモメ(2)
ヒメウ
ウミウ
オオセグロカモメ
ウミネコ
オジロワシ(1)

2012年6月16日土曜日

2012年6月16日(土)  112,114
<落石ネイチャークルーズPM便>15℃。曇り。By イーグル
午前よりも雲が出てきて視界は落ちましたが、海鳥は非常に活発に活動していました。波もおさまり、ほぼ凪状態。写真撮影には理想的なクルーズとなりました。
ミズナギドリ・コアホウドリ・フルマカモメ・トウゾクカモメなども現れ、船内は大いに盛り上がりました。エトピリカにも長時間にわたりモユルリ島付近で遭遇しました。仲の良い2羽が船の周りを離れようとしません。20m位の至近距離に何度も姿を見せてくれ、写真撮影の方々は大満足のご様子でした。その後、航路上でチシマウガラス(2)に出会ったり、ゴマフアザラシやミンククジラなども現れ本当に充実したクルーズとなりました。
ウトウ(300+)
ケイマフリ(100+)
エトピリカ(3)
コアホウドリ(1)
フルマカモメ(10+)
ハシボソミズナギドリ(80+)
ハイイロミズナギドリ(20+)
アカアシミズナギドリ(2)
トウゾクカモメ(1)
ウミスズメ(3)
ウミガラス(1)
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(2)
オジロワシ(1)
ウミネコ
オオセグロカモメ
シノリガモ(5)
**ゴマフアザラシ(2)
**ミンククジラ(1
2012年6月16日(土)
<落石ネイチャークルーズAM便速報> 15℃。晴れ。 By イーグル
AM便。22名と2隻で満杯の運航でした。霧がなく抜群に視界の良いクルーズでした。エトピリカもよく出てくれましたが、ユルリ島周辺を2羽編隊で飛び回り、なかなか近くに来てくれませんでした。時折船の様子を窺うように我々の船の近くを旋回したりするのですが、とうとう、近くに着水することはありませんでした。
ウトウ
ケイマフリ
エトピリカ(7)
ウミスズメ(5)
ウミガラス(1)
コアホウドリ(1)
トウゾクカモメ(1)
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(2)
ウミネコ
オオセグロカモメ
オジロワシ(3)

2012年6月15日金曜日

 2012年6月15日(金)
<最近の落石ネイチャークルーズ> 撮影:イーグル
いつも可愛いウミスズメたち

すまし顔のエトピリカ



何か?


ダンシング・ピリカ


水切りピリカ


なんと!チシマウガラスとエトピリカのツーショット7です。

船のすぐそばにポッカリ浮かび上がったチシマウガラス(夏羽)


水切りウガラス

2012年6月15日(金)  111,845
<落石ネイチャークルーズ速報> 快晴。15℃。
急に気温が上がり、霧もない素晴らしい快晴の好天となりました。
AM便のみ運航。お客様も8名とにぎやかなクルーズとなりました。
今日はエトピリカ・デー。数は5羽と控え目でしたが、2羽のペアーが船から30m位の所にかなり長い間プカプカやってくれました。1羽は長い海藻のような巣材をくわえていました。出来るだけ刺激しないように距離を保つようにし、カメラのレンズもシャッターを切る瞬間だけエトピリカに向けるようお客様にお願いしました。20分程そのような状態が続きましたが、最後には我々の存在を認めてくれたのでしょうか、20m位まで近づき、しばらくして、2羽同時に飛び上がりました。順光の中、エトピリカの離陸風景をカメラに収めることが出来た方も多かったと思います。
その後、2羽のエトピリカはペアーで10分間くらい編隊飛行を繰り返し、我々の目を楽しませてくれました。ユルリ島の岩肌をバックにペアード・フライトを繰り返していましたが、我々の船を2回にわたりかすめる様に飛び、最後には、船の真上を通り過ぎて、沖合遠くに飛び去って行きました。皆様、「筋書きのないエトピリカ・ショー」を堪能されたご様子でした。私もこんなに長く、エトピリカの飛翔風景を観察したのは初めてでした。
繁殖期を迎えた2羽が仲良くじゃれあうように飛行するのを見るのは、本当にほほえましく素晴らしい体験でした。
それから、エトピリカ・ショーの最中、かなり離れた沖合いに夏羽のチシマウガラスが1羽浮かんでいるのが見えました。ほんの一瞬の出来事でしたが。。。。
今年もユルリ島近辺で最低2羽以上のチシマウガラスが繁殖しているようです。(イーグル)
(観察種)
ウトウ(150+)
ケイマフリ(100+)
エトピリカ(5)
ウミスズメ(3)
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(夏1)
オオハム(10+)
ウミネコ
オオセグロカモメ
オジロワシ(3)
シノリガモ(5)
アマツバメ(20+)

2012年6月14日木曜日

2012年6月14日(木)  111,639
<落石ネイチャークルーズ速報> くもり・7℃(8時現在)
今日はAM便のみ。まだ低温が続いている道東地方ですが、早朝は7℃と本州の真冬並みの気温でしたが、11時くらいから急に気温が上がり、午後には14℃位まで気温が上がりました。早く本格的な夏になってほしいものです。
今日はウトウ・ケイマフリ・オオハムなどが目立ちました。エトピリカも7羽出て、最接近20m位で約3分間美しい夏羽を堪能させてくれました。エトピリカは何度も現れ、カメラマンの方々は大忙し。ところが、今日はもっと凄い事が起こりました。エトピリカを観察している最中に、船の真横30m位のところに2羽のチシマウガラス(夏羽)がプカリと浮かび上がって来たのです。驚きました。今まで見ることが出来ても必ず遠くの岸壁や垂直の岩の上と相場が決まっていましたが、今日は海に浮かぶチシマウガラスを至近距離から全員がゆっくり確認できたのです。首が太く、顔は真っ赤、クチバシは白く、その稜線と先端部が黒い。正に典型的なチシマウガラスの夏羽でした。しかも2羽。今日はエトピリカに加え、エトピリカよりはるかに貴重な体験を皆様に味わっていただけました。ちなみに、チシマウガラスとの遭遇地点はカモ岩近辺ではなく、ユルリ島の外洋側のいつもエトピリカを観察している場所でした。こんな沖合でチシマに遭遇するなんて。。こんな事もあるのですね。
(観察種)
ウトウ(100+)
ケイマフリ(60+)
エトピリカ(7)
ウミスズメ(5)
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(夏2)
オオハムsp(15)
ウミネコ
オオセグロカモメ
オジロワシ(3)
スズガモ

2012年6月12日火曜日

2012年6月12日(火)   111,293
<落石ネイチャークルーズ速報> By イーグル
本日はPM便のみの運航でした。今朝、根室中標津空港は「氷点下2℃!」という6月としては途方もない低温に見舞われました。根室半島にも冷たい北風が吹きつけ、真冬並みの服装に身を包んでの厳しい航海となりました。空は青空で波も1.5mとたいした事はありませんでしたが、とにかく寒い!海鳥にも異変が。。。。いつも港を出ると沢山浮いているウトウやケイマフリの数が極端に少ない。島の裏にいるのかと期待して行っても、やはり数が極端に少ない。全海域にほとんど鳥がいない! こんな事は初めてです。この低温の気候に関連しているのでしょうか。
やっとの思いで、島からかなり離れた沖合にプカプカ浮かんでいるエトピリカ(1)を発見。その後、15m位の至近距離になっても潜ったり飛び去る気配は微塵もない。寒さにあえぐ我々を哀れに思ってくれたのか、大サービスを自ら買って出てくれたエトピリカ君に心から感謝のクルーズでした。
(観察種)
エトピリカ(1)
ウトウ(20+)
ケイマフリ(20+)
ウミスズメ(3)
オオハム(2)
ウミウ
ヒメウ
オオセグロカモメ
ウミネコ
オジロワシ(2)

2012年6月11日月曜日

2012年6月10日(日)
<落石ネイチャークルーズ速報> By イーグル
今日はAm便のみ。5名様のお客様を高野氏とともに、ダブルガイドで運航しました。
雨・濃霧に加え波が高く、かなり厳しい航海となりました。
エトピリカをはじめ多くの海鳥の気配がするのに、濃霧に阻まれどうしても見つけることが出来ません。やっとのことで、エトピリカを1羽だけ観察できました。船にかなり近いところをかすめるように、一瞬、エトピリカは飛び去りました。
その他、今日は、コアホウドリ・フルマカモメ・ウミガラス・ウミスズメ・オオハムなどが出てくれました。ご乗船のお客様、本当にご苦労様でした!
コアホウドリ(1)
フルマカモメ(10+)
エトピリカ(1)
ケイマフリ(20+)
ウトウ(100+)
ウミスズメ(3)
ウミガラス(1)
オオハム(5)
ウミウ(30+)
ヒメウ(30+)
オオセグロカモメ
ウミネコ

2012年6月9日土曜日

2,012年6月9日(土)110,534
<落石ネイチャークルーズ>byたかの

1便9時出航
今日は三名のお客様で台風崩れの低気圧の通過により昨日欠航しての再挑戦でした。

今朝の落石は濃霧でしたが徐々に霧が晴れてきて
外海に出てみたら視界良好の最高のコンディションでした。

オオセグロカモメ
ウミネコ
ウミウ
ヒメウ
ウミスズメ5
ウトウ多
ケイマフリ40
エトピリカ13
シノリガモ3+3
ハム類2
オジロワシ5
ハシボソガラス
ハシブトガラス
ゴマフアザラシ1

今日はエトピリカ13羽+でした。

6羽の固まりでモユルリ側の定置網を建てるポイントにいました。

しばらく見ていたら一斉に飛び船の周りを一周して離れていきまた戻ってきて離れていきました。

低気圧の通過の後、沖合から島の周辺に帰ってきたのかもしれません。

2012年6月8日金曜日

2012年6月8日(金)  110,276
<根室半島周回> By イーグル
(根室港)
オオセグロカモメ
ウミネコ
スズガモ(6)
ウトウ(2)
*クジラsp(1)

(コタンケシ橋)
チュウサギ(2)
コヨシキリ
ベニマシコ
アオジ
ノビタキ
カワラヒワ
カッコウ
ハクセキレイ
オジロワシ(1)
セイタカシギ(1) *4日前から滞在中。
マガモ

(納沙布岬)
ウミウ
ヒメウ
シノリガモ
ウトウ(100+)
ケイマフリ(20+)
ハシブトウミガラス(幼鳥1)  *北方領土で繁殖?
オオハム(夏3)
シロエリオオハム(夏5)
**ウトウの多さが目立つ。今日はウミバトは発見できなかった。

2012年6月6日水曜日


2012年6月6日(水)
<沖縄やんばる大宜味村からの視察団>  By イーグル
6月4日ー6日の日程で、はるばる沖縄のやんばる地方から、根室市の推進する「野鳥観光振興」を学ぶために視察団が訪れました。一行は大宜味村自然文化交流推進協会の皆様で、3日間に渡り根室市に滞在し、市民の森ハイド・落石ネイチャークルーズ・納沙布岬ハイド予定地・根室の林道・明治公園・温根元チャシ遺跡ハイド予定地などを次々と視察。地元の関係者とも連日深夜まで交流。熱心に勉強会・意見交換会などに参加されました。やんばるにはヤンバルクイナ・ノグチゲラ・アカヒゲなどのオンリーワンの野鳥が生息しており、オンリーワンの野鳥観光振興を推進する根室市と意気投合したもの。今後ヤンバルと根室という東と南の地域が野鳥観光をテーマに連携してゆくことが確認されました。本土最東端の取り組みが、遠く沖縄の地まで届きました。



根室市役所で石垣副市長・市の幹部らと懇談。
 

落石漁協で長山専務・盛本部長代理からマリンビジョンや落石ネイチャークルーズ事業について研修。

根室の野鳥関係者・市職員と観光振興策について激論。民宿たかのの「鳥好きの部屋」にて。



根室市の歴史や現状についても熱心に勉強。


視察団の宮城良治代表と増田耕平副代表。ヤンバルの将来を担う若手ホープ。


大宜味村の現状についても説明。


「温根元チャシ遺跡ハイド」建設予定地を視察。市田豊子氏・民宿たかのオーナーと共に。


2012年6月6日(水)
<落石岬のサカイツツジ情報>  BYイーグル
今日はお花の情報を。落石ネイチャークルーズの拠点「エトピリ館」の裏山にあたる落石岬には日本で唯一ここでしか見ることが出来ない「サカイツツジ」が今満開です。決して派手ではありませんが殺風景な高層湿原をさりげなく彩る可憐な花。国の天然記念物です。従来樺太の北緯50°線が分布の南限で日本には存在しないとされていましたが、昭和8年に北大の先生により、落石岬のアカエゾマツの傍らの苔の上に咲いているのが発見されました。樺太の北緯50°線がその頃の日本とロシアの国境線であったことにちなんで「サカイ(境)ツツジ」と命名されたそうです。
落石ネイチャークルーズの帰りには、落石岬の木道にも立ち寄ってみてくださいね。







2012年6月6日(水)  109,615
<根室半島へお越しの方へ>  Byイーグル
根室半島にも遅い夏が訪れつつありますが、濃霧の日も多く、まだまだ気温が上がりません。先週あたりから、やっと日中に10℃を上回るようになってきたという状態です。根室半島は冬は北海道では一番暖かい地域の一つですが、夏場は日本で一番寒冷な地域です。特に落石ネイチャークルーズなどをご利用の方には、まだまだ冬装備でのご乗船をお勧めいたします。
 
さて、2点お知らせがあります。
1.先日、春国岱の木道上に真新しいヒグマの糞が発見されました。市役所の判断により、現在、春国岱の木道は立ち入り禁止になっています。当面いつオープンされるかについても未定です。

2.6月1日より、根室の林道のカギがはずされ、通行可能となりました。ただ、林道に入林するには森林事務所の承認が必要です。実質的に承認手続きがとれるのは地元の関係者ですので、エゾライチョウやコマドリを狙って林道に立ち入る際には、必ず、地元の経験豊かな方に同行を求めるすることを強くお勧めいたします。林道は国有地であり国民の共有財産ですから、一部の自然保護運動家が入林「許可」が必要と主張するのは誤りです。「許可」ではなく山登りのような「承認=届出」が必要なのです。ただ、現状は旅行者の方が入林する場合さまざまな危険が想定されます。
一番の危険は「野犬」と「ヒグマ」が活動していることです。春国岱をはじめとして根室の森林は横につながっていて、野犬やヒグマは広い範囲を移動しているようです。我々も入林に当たっては、必ず「クマよけ鈴」と「ヒグマ撃退スプレイ」を携行しています。

ゴミを持ち帰るなどのルールを守ると同時に「自己防衛」「自己責任」の精神を忘れずに、安全に、楽しく根室の美しい自然を満喫していただきたいと思います。
2012年6月5日(火)  109,462
<落石ネイチャークルーズ速報>
今日はひどい濃霧のため、今シーズン初めてエトピリカを確認できないクルーズとなってしまいました。残念!
ケイマフリ
ウトウ
ウミガラス(夏1)
ウミスズメ(6)
オオハムsp(1)
ヒメウ
ウミウ
アマツバメ
オオセグロカモメ
ウミネコ

2012年6月5日火曜日

2012年6月4日(月)
<セイタカシギ>  Byイーグル
根室半島の納沙布岬周回道路わきに、セイタカシギが来ていました。

2012年6月4日(月)  109、190
<根室の林道のコマドリ>  Byイーグル
はじめて林道のコマドリの写真撮影に成功いたしました。
Japanese Robin. 手強いけど、やっぱりいい鳥です。

2012年6月4日(月)
<落石ネイチャークルーズ速報>  Byイーグル
本日は午前便のみの運航でした。出発当初少し濃霧に悩まされましたが、船の運航は順調。ユルリ島の裏に差し掛かると、霧がパァーッと晴れ、青空がのぞき始めました。
エトピリカを見つけるのに少し苦労しましたが、飛んでいる個体、遠くに浮かぶ個体と次々に確認でき、最後は10m位の至近距離にも何回も現れてくれました。しかも、リラックスした様子でプカプカやってくれました。写真も撮り放題。決して追いかけないというポリシーにますます確信を深めました。こちらに敵意がないことがわかると、本当に人なっこい鳥です。向こうから近づいて来るのはエトピリカだけです。
(観察種)
エトピリカ(5)
ケイマフリ
ウトウ
ウミガラス(中間1)
ウミスズメ(5)
オオハムsp(1)
ヒメウ
ウミウ
オジロワシ(2)
オオセグロカモメ
ウミネコ



















2012年6月3日日曜日

2012年6月2日(金)  108,795
<走古丹> MK様からの情報投稿がありました。
本日(06/02)、走古丹から対岸の春国岱を観察。春国岱先端部に漂着したクジラを確認しました。
クジラはあばら骨が露出しており、
カラス、オジロワシが群がっており、犬(野犬?)2頭も近くに居るのが見えました。
(観察種)
コクガン2羽
ミヤコドリ4羽
トウネン数羽
キョウジョシギ10羽±
サルハマシギ1羽
オオソリハシシギ3羽
オジロワシ10羽±
サルハマシギ(夏羽)


2012年6月2日土曜日

2012年6月2日(土)  108,649
<落石ネイチャークルーズ速報>   Byイーグル
悪天候による欠航が続き、久々のクルーズでした。今日はPM便のみ。定員11名のところ10名様の乗船でした。1名はイギリス人のベテラン・バーダー。昨日からコンブ漁が解禁になっており、多くの漁船が行きかうためか今日は鳥の数が極端に少ないようでした。
それでも皆様のお目当てのエトピリカは今日も順調に出てくれました。
最初、エトピリカまでの距離が遠く苦労しましたが、最後になって15mの至近距離で全員がじっくりその美しい姿を見ることができました。結果として皆様大満足のクルーズとなりました。

それから、今日は不思議な光景を観察しました。かなり距離があり映像に収めることはできませんでしたが、2羽のエトピリカと思われる海鳥が求愛のディスプレイ・フライトをしていたのです。2羽がまるでジェット戦闘機の編隊アクロバット飛行のように、すごいスピードで急上昇し、反転。一気に水面すれすれまで急降下する。2羽の飛び方はほぼシンクロしていました。そんな行動を何度も何度も繰り返していました。しかも、常に海上でです。ミズナギドリとは全く飛び方の違う海鳥です。

双眼鏡での観察でしたが、体型・色合い・いつも見ているイメージから、私はエトピリカの求愛行動だと思いました。ただ、過去にそのような行動を観察したことがなかったためとても驚きました。同乗のベテラン英国人バーダーにも一緒に確認してもらいましたが、彼の意見も同じでした。エトピリカがまるでオオジシギのような飛行を繰り返す? しかも2羽編隊で。。。距離もありましたし写真もありませんので証明はできませんが、繁殖期前のごく短い期間に、彼らは毎年そのような激しい愛の交換をしているのではないでしょうか?
ただ断定はできません。
来週も何便か出航の予定です。観察を続けます。今後、特に島の裏側の海域の上空に特別の注意を払いたいと思います。
(観察種)
エトピリカ(8)
ケイマフリ(30+)
ウトウ(50+)
ウミガラス(2) *なぜか綺麗な冬羽でした。
シロエリオオハム(12)
オオハム(2)
ヒメウ
ウミウ
オジロワシ(2) *モユルリ島での繁殖個体。
オオセグロカモメ
ウミネコ

2012年6月1日金曜日

2012年5月28日(月)
<別海町中春別・小野沼公園>  By イーグル
**中標津空港から根室に戻る際、以前から気になっていた「小野沼公園」に行ってみました。街道から5km入った牧草地に公園は静かなたたずまいを見せていました。整備が行き届いた美しい公園には大きな池があり、ショウドウツバメの群れが水面を飛び交っていました。根室ではショウドウツバメをジックリ沢山観察できる場所が見当たらないので、小野沼公園は貴重な存在だと感じました。よく整備された遊歩道をたどってみると、この公園が「タダ者」ではないことに気づかされました。すぐそばにコマドリ・コルリ・ベニマシコ・キビタキ等が出てきます。梢ではコサメビタキ・サメビタキがフライング・キャッチを繰り返しています。センダイムシクイ・エゾムシクイ・ウグイス・ヒガラ・シジュウカラなどは常連さんの様子。また、周辺の牧草地では、オオジシギが飛び回り、草原にはノビタキの姿がみられます。あと数日で、コヨシキリ・シマセンニュウなども到着するでしょう。
冬場も大きな池に多くのカモ類が翼を休めると思われます。
とにかく、なかなかの穴場なので、皆さまも近くにお越しの際は「小野沼公園」一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
(観察種)
ショウドウツバメ(50+)
アオジ
コサメビタキ
サメビタキ
センダイムシクイ
エゾムシクイ
カワラヒワ
ベニマシコ
ヒガラ
シジュウカラ
ゴジュウカラ
コルリ(♂1)
キビタキ
マヒワ
ノビタキ
オオジシギ
キセキレイ
キンクロハジロ
キジバト
アカゲラ
**以下のコルリの写真は、コンパクト・デジカメで奇跡的に姿を捉えたものです。