【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2014年6月6日金曜日

温根沼林道(ヒグマ警告!)325,040

2014年6月6日(金)  By イーグル
<温根沼林道>
 久しぶりに林道に行って来ました。事前に森林事務所に入林承認書をいただきに行きましたが、その際、森林官の方から「別当賀林道で新しいヒグマの糞を見かけた。目撃談も報告されており、今年はヒグマの活動が活発である。ヒグマの行動範囲は広いので、温根沼林道に入る場合も十分注意してください。」と注意を受けました。念のため、クマ鈴やクマ撃退スプレイなども携行し、2名体制で林道の野鳥チェックに出かけました。
 
 野鳥の情報は下記の通りで、特にコマドリやマキノセンニュウが到着し始めている事が分かりました。それよりも、驚いたことにと言うか、案の定と言うか、我々もヒグマの糞を発見してしまいました。
まだ、新しく好物のフキの茎を食べ回っている形跡もありました。糞の新しさから見て、ニアミスの可能性もあったと思われます。背筋がぞーっとしました。
 
 林道は国有林であり、立ち入り禁止ではありませんが、もし立ち入る場合は、事前に必ず森林事務所に届出を行い、入林承認書の交付を受ける必要があります。また、希少生物の繁殖期でもあり自然に与えるプレッシャーを最小限に抑える心構えが肝要です。
 更に、車からは決して降りない、林道以外に車で乗り入れない、単独行動は厳に慎み、出来れば地元の野鳥ガイドさんの同行をお願いする等、法律やルールを守り、事故の無い安全で楽しい野鳥観察になるようご注意願います。

 我々も時折林道の野鳥情報を出していますが、そのことが仇になり、皆様が危険な目に会われたでは、何のための情報発信かわからなくなります。最悪の場合、今後、情報を慎む事態に陥るかもしれません。自然観察には必ず危険が付きまといます。その危険をいかに回避するかは、皆様自身の大切なお仕事です。林道での野鳥観察には常に危険が伴う事を十分ご認識の上、あくまでも「自己責任」(オウン・リスク)が基本であることをお忘れなく。
 たとえ見たい鳥がいても、決して無理をせずに、楽しく安全なバードウォッチングを楽しみましょう!

≪確認種≫
ウグイス
センダイムシクイ(10+)
エゾムシクイ(15+)
アオジ(10+)
コマドリ(s2)
ルリビタキ(♀1)
ヒガラ(2)
ウソ(♂3、♀2)
アカハラ(♂2、♀1)
ミソサザイ(s2)
コサメビタキ(1)
マキノセンニュウ(s2)
カワラヒワ(10+)
キジバト(2)
オオジシギ(1)
オジロワシ(1)
ハシブトガラス
ハシボソガラス

林道のど真ん中に!
まだ新しいヒグマの糞


ヒグマはフキの茎だけ食べるようです。

ミミコウモリ

サルルンカムイ(湿原の神)

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