【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2014年6月21日土曜日

落石ネイチャークルーズPM便(エトピリカ観察出来ず)

2014年6月21日(土)
<落石ネイチャークルーズPM便>  By イーグル
 午前便に引き続き午後も船を出しましたが、海の様子が一変。根室で年に1回あるか無いかと言ってよい程の素晴らしい天候となりました。霧もなく、視程は3-4km。
 ところが、午前中に比べ、海鳥の数が激減。ウトウ・ケイマフリもそこそこの数になっていました。
いつものポイントに到着してから40分間に渡り船を走らせエトピリカを探しましたが、影も形もありません。一体短時間の間に何が起こったのでしょか?
 焦る気持ちを抑えながら、兎に角、目を皿にして双眼鏡をのぞき続けました。時間切れの14:30まで、粘り強く捜索を続けました。しかし、無情にも、とうとうエトピリカは1羽も見つけることが出来ませんでした。2年以上続いていた「エトピリカの連続観察記録」が今日途切れました。(泣)
午前中は比較的容易に7羽も出てくれただけに、狐につままれた気分でした。
 
 原因はやはり「良すぎる天候」にあるのでしょうか。推測ですが、エトピリカは繁殖期に落石の濃霧をあてにして繁殖活動に来ていると思われます。従いまして今日の様な「良すぎる天候」は彼らにとって好ましくない天候なのかもしれません。オジロワシ・人間等外敵にも発見されやすいという事かもしれません。彼らは、外敵に出会いにくい外洋に出ていたのかもしれません。先ほど、友人から「今日の昼ごろ、納沙布岬ハイドからエトピリカが飛んでいるのが見えた」との情報をいただきました。納沙布は落石から見るとかなり「沖合=遠方」と言えます。
 
 いずれにしても、本日の午後便のお客様には本当に残念な結果となってしまいました。ガイド役としては本当に申し訳ない気持ちで一杯です。何卒、これに懲りず、また是非「リベンジ」にお越しいただきたいと存じます。

≪確認種≫
オオハム(2)
シロエリオオハム(1)
ウミウ
ヒメウ
オジロワシ
ウミネコ
オオセグロカモメ
ウミガラス(1)
ケイマフリ(100+)
ウミスズメ(1)
ウトウ(250+)
アマツバメ(2)

落石海域を飛ぶウトウの群れ。霧が全くない。


0 件のコメント:

コメントを投稿