【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2013年6月29日土曜日

2013年6月29日(土)  215,192
<落石ネイチャークルーズ> By イーグル
今日はAM便・PM便に加え、団体便(阪急交通社・奥多摩支部31名様)の運航があり、多忙な1日となりました。特に午前中には、4隻の船を出し、ガイドも4名配置しました。天候は上々。霧は全くありません。太陽がのぞき、光線も十分な1日でした。団体の皆様、個人の皆様、いずれの方々も笑顔の絶えない満足そうな表情が印象的でした。ご乗船の皆様、ありがとうございました。またお待ちしてますよ!

野鳥の方は、エトピリカは最大20羽を数え、順調に姿を見せてくれています。ウトウ・ケイマフリ・ミズナギドリの数も多かった。
ただ、島に人が入っている影響だと思いますが、島から遠く離れた航路外で発見する個体(エトピリカ・ウトウなど)が多く、普段と様子が異なることが少し異常でした。

ユルリ島には7月3日まで6日間もキャンプ形式で鳥類調査隊が滞在しているそうです。繁殖期の一番大切な時期です。船から見ていると、だれが見ても海鳥の様子がおかしい事は明らかです。調査で島内を歩く際など、もっとブラインドなどを多用し、野鳥に丸腰で接しないなどきめ細やかな野鳥への配慮を調査の方々にお願いしたいものです。今日も船から、丸腰の調査員の姿が遠望でき、お客様からも非難の声が上がっていましたよ。
その他、ハシボソミズナギドリの200羽位の群れがいくつも散見されたり、ウトウの大きな群れが観察出来ました。ウトウは3000羽以上はおり、航路上どこにでもいるという感じでした。

それから、特記事項としては、ウミバトの夏羽が2羽出ました。1羽は雨覆いの白斑が一切ない「亜種(チシマ)ウミバト」でした。もう1羽はお馴染みの亜種アリューシャン・タイプでした。
≪確認種≫
(AM便)
エトピリカ(20+)
ウトウ(3000+)
ケイマフリ(300+)
ウミバト(夏2) *1羽:亜種ウミバト、1羽:亜種アリューシャンウミバト
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(f2)
トウゾクカモメ(暗色型1)
ウミネコ
オオセグロカモメ
トビ
オジロワシ(2)

(PM便)
エトピリカ(12+)
ウトウ(3000+)
ケイマフリ(300+)
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(f1)
ウミネコ
オオセグロカモメ
オジロワシ(1)
アマツバメ(10+)


ケイマフリがさえずっていました。

逃げないハシボソミズナギドリ

こわもてのウトウ

今日も居ました。ウミバト。

至近距離まで来てくれたエトピリカ。

エトピリカとウトウ

今日のラッコ君。









0 件のコメント:

コメントを投稿