2013年7月1日月曜日

2013年6月30日(日)  215,825
<落石ネイチャークルーズ> By イーグル
道東の野鳥情報なのに、いつも落石ネイチャークルーズの情報ばかりですみません。乗船ガイドの仕事が忙しく、他の場所での探鳥が出来ない状況が続いております。
今月のガイドとしての乗船回数は25回を数えます。
これも皆様のご愛顧のおかげです。この場をお借り致しまして、落石ネイチャークルーズ協議会を代表し、心より御礼申し上げます。

今日は怒ってます!

今日の落石ネイチャークルーズは受難の1日でした。
AM・PM便の運航でしたが、AM便は繁殖地の海域にプレジャーボートが3隻も入り込み釣りをしていました。(日曜日のレジャーとして、これは合法だと思いますが。。。。)
ただ、その上の島の崖の上には、丸腰の6人の人間の姿が船からはっきり見えました。1-2名の比較的派手な色の服装が遠くからでもよく目立ちました。
PM便では、プレジャーボートは居なくなっていましたが、人影は1日中、稜線から消えることはありませんでした。特に14:00前後には1時間近くにわたり、巣穴があると思われる断崖の真上に2名の人影が突っ立っていました。外海から採餌を終えて巣に帰ってくるエトピリカが、崖の上の人影を認め急ブレーキ! 慌ててUターンして沖合に戻って行く姿も見かけました。明らかに人が長時間にわたり巣の真上に留まっているため、「巣に帰れないで困っている」様子でした。
また、少し離れた崖に上には、三脚を立てて座り込み、じっくり観察を続ける男性の姿も見られました。
今日乗船された10名程度の乗船客の皆様という「目撃者・証人」もあります。

どこから来た「調査団(?)」かいまだに不明ですし、形式的な入島許可は取得しているのでしょうから、一般社会の常識に乗っ取り、数十枚撮影しました写真の公開は差し控えさせていただきます。ただ、私やお客様が超望遠カメラ(50-100倍)や一眼レフ・望遠レンズで船からその人影を撮影しておりますので、件の人物の「個体識別」は容易です。
しかるべき筋から要請があればいつでも公開致します。

*ユルリ島が落石漁業協同組合の「100%私有地」であることにもご注意ください。本件は私有地で起こっている事なのです! 

そのような訳で、今日も1日、海鳥に落ち着きがなく、いつも通りの観察成果を上げることは出来ませんでした。はるばる沖縄からおいでいただいた女性の方、過去10回以上ご乗船いただいている「お得意様」、1年間前から楽しみにして参加いただいたご夫婦などなど道外からのお客様が今日も目立ちました。
本来の落石ネイチャークルーズの魅力を、このような「人為的原因」で十分お伝えすることが出来なかった点、ガイドとしても本当に悔しい思いが致します。
野鳥観光という分野に取り組んでいる落石ネイチャークルーズ関係者からは、「営業妨害」という声さえ上がっております。

本日ご乗船のお客様へ:
今後、このような調査員(?)の非常識な「暴挙」の是正には地域を挙げて取り組んでまいりますので、これに懲りず、また笑顔でご乗船いただきますよう、心よりお願い申し上げます。本日は本当に申し訳ありませんでした。

≪確認種≫
(AM便)
エトピリカ(8)
ウトウ(5000+)
ケイマフリ(200+)
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(f1) *fは飛んでいる姿を意味します。
ウミネコ
オオセグロカモメ
ハシボソミズナギドリ(1000+)
アマツバメ(10+)
**視界は良好でしたが、風が強く揺れが大きかった。七つ岩付近で、ウトウとハシボソミズナギドリの数千羽の大きな群れに遭遇。壮観でした。
ゼニガタアザラシは12頭観察しましたが、ラッコの姿は見つかりませんでした。

(PM便)
エトピリカ(6)
ウトウ(5000+)

ケイマフリ(200+)
ウミウ
ヒメウ
ウミネコ
オオセグロカモメ
ハシボソミズナギドリ(1000+)
アマツバメ(2)
**天候は好転致しましたが、相変わらず波・風が強かった。航路終盤に、航路上で2羽のエトピリカに遭遇。何とか10mの至近距離で撮影に成功しました。


(まとめ)
今日は、崖の上に人影を見かけ、巣に向かっていたエトピリカがあわてて急旋回し、Uターンしていった姿が目に焼き付いて離れません。
エトピリカを困らせて何がおもしろいのでしょうか?
そうまでして強行する「学術的意義」とは何なのでしょうか?
繁殖期真っ盛りの時期に、本当に必要な「調査」なのでしょうか? 特に6日間もキャンプ形式で島に留まり、夜間どんな調査を行っているのでしょうか?そして、それは高度な学術的根拠に基づく、必要やむを得ない最良の調査方法なのでしょうか?日本の希少種エトピリカの生息する断崖を丸腰で歩き回る行為が調査といえるのでしょうか?調査員は本当に高度の専門知識と豊かな経験を有する「繁殖期における調査という最も慎重な配慮を必要とする時期に最適な厳選された調査員」なのでしょうか?(人材不足は理由になりません。日本に人材がいないなら、外国から適格者を募ってもよいと思います。)

エトピリカを減らし続けてきた人々は「漁師」という事になっていますが、調査員も加担していないのでしょうか?

私は、誰にでもわかる、明確な説明を聞きたい!

ブラインドすら使わない自然への傲慢さは、どの様に正当化されるのでしょうか?

「調査と言えば何度でもとおる風潮」「専門家の特権意識・社会的常識の欠如」「見られていない時の身内への甘さと自慢話」「見られていない時の野鳥への愛情の欠如」「一部の行政関連職員の偏向した不十分な入島許可判断」などなど、悲しい噂は絶えません。

私は今、国民的議論を通じて、日本の自然保護・自然観光のワン・グレードアップに本気で取り組む時期が来ていると思います。このままでは、日本の民度の低さを外国人バーダーに笑われてしまいます。
野鳥の専門家でない方々にも、実態を知らせ意見を求める「公平性」も必要な時期が来ています。

大切なのは、「見られている」という意識を調査員が常に持つことです。これは、一部の心無いカメラマン・バードウォッチャーにも言えることですが。。。。

島に人間用監視カメラを設置する時代が来るかもしれませんね。
特に、夜間島で何をしているのかが問題ですので、暗視カメラも必要かもしれません。

落石ネイチャークルーズの乗船客の皆様からも、従来タブーの様になっていた日本の「鳥類調査活動」のあるべき姿について一部の「専門家」任せるのではなく、「国民的議論」を巻き起こし広く実態を公にしてゆく時期が来ているのではないかという声が上がっていました。

もし、まだ島でキャンプを続けている調査員の方々やその委託組織の方々が、このブログをご覧になっているのであれば、素直に反省し、速やかに調査方法を是正してください。
私は調査をやらないでくれと言っているのではないことは理解できますよね。
やり方ややる時期にもっと工夫を加え、調査方法や調査結果を発表し、「透明性の高い調査活動」をお願いしたいのです。

特に繁殖期には、どんな理由があっても島に上がらない方がよいと思います。
落石ネイチャークルーズをチャーターし船上から心行くまで調査したらどうでしょうか?

猛省を期待します!





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