【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2015年7月13日月曜日

落石ネイチャークルーズAM便 450,809

2015年7月12日(日)
<落石ネイチャークルーズAM便>   Byイーグル
晴天。波は無し。霧少々。うねりは大きかったが、イワシの群れが沿岸部に近づいたと見え、エトピリカ・ウトウ・ケイマフリ・フルマカモメなどが非常に活発に採餌活動を繰り返していました。

フルマカモメは数が多かった。白色型も確認。盛んに大好物の「クラゲ」を食べていました。
ウトウは30羽程度の大きな群れが海上を移動してゆくのが見えたり、島の周囲でイワシをくわえた個体に出会ったり、非常に活動的。
ケイマフリも20-30羽の群れを作り、盛んにさえずりやペアーフライトを繰り返していました。

エトピリカも今シーズン最高の出方でした。島に行く途中では、エトピリカの若鳥(1)にも遭遇。5m位の至近距離で観察することが出来ました。島の周囲では多くのエトピリカが飛び回り、浮いている個体も多く、次から次から現れるエトピリカに、息をつく暇もないくらいでした。
個体数も急に増えてきました。これは、6月初旬の抱卵期から約45日が過ぎ、雛が孵化したため、両方の親が巣穴から出て来るようになったからだと思われます。今日は昨日までと異なり、立派な冠羽の成鳥が、ペアーで浮いていたり飛行するものも多く、この推察を裏付ける事実・行動が多くみられました。

今日は種類は少なめでしたが、半袖でクルーズOKの高い気温(今年の根室初の「真夏日30℃」)にも助けられ、とても快適で楽しいクルーズになりました。

モユルリ島で遭遇したラッコは4頭。2頭の親と2頭の子供の家族の様でした。ラッコを4頭も一度に見たのは初めての経験でした。
繁殖の可能性も否定できません。

【観察種】
フルマカモメ(50+)
ウミウ
ヒメウ
オジロワシ(2)
ウミネコ
オオセグロカモメ
ケイマフリ(150+)
ウトウ(200+)
エトピリカ(17+) *うち1羽は若鳥。
**ラッコ(4) 

フルマカモメ(白色型)
Northern Fulmar

ウトウの群れ
Rhinoceros Auklet

エトピリカ (非繁殖羽)
Tufted Puffin(nbr.)
*幼鳥ではないのに、この時期に非繁殖羽でいるという事は、繁殖年齢に達していない若鳥と思われます。
繁殖できるようになるまで、4-5年かかるといわれています。
この時期、落石から霧多布の沖合にはかなりの数の若鳥(冠羽が短いが、外見は繁殖個体とほとんど変わらない若鳥を含む)が浮遊していると思われます。

 エトピリカ
Tufted Puffin

船の直前を、これ見よがしに通り過ぎるエトピリカ。
明らかにこちらを意識しています。

ウトウ
Rhinoceros Auklet

モユルリ島 のラッコとゼニガタアザラシ。距離は200m以上。
は2頭が小さく可愛い。家族と思われます。
ケイマフリ
Spectacled Guillemot
ケイマフリの飛び立つ瞬間。
Spectacled Guillemot

オオセグロカモメのアルビノと思われます。
Slaty-backed Gull

Slaty-backed Gullオオセグロカモメの雛。昨日生まれ。今年初の真夏日30℃。
強い日差しを避けている。

オオセグロカモメの雛

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