【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2013年7月11日木曜日

謎のウミスズメ現る! 220,220

2013年7月11日(木)
<落石ネイチャークルーズAM便速報>  BYイーグル
エトピリカ(31+)
ウトウ(3000+)
ケイマフリ(200+)
ハシブトウミガラス(2)
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(f1)
フルマカモメ(100+)
ハシボソミズナギドリ(1)
ウミネコ
オオセグロカモメ
*ウミスズメSP(1+) *現在同定中。 アメリカウミスズメの可能性あり。次稿で報告予定。

**天気は上々、気温も珍しく20℃を超えており快適な朝でした。海上に出てみると、かなりうねりがあり濃霧もかかっていました。ただ、幸運にも、ユルリ島の裏側のポイントに着くと、霧が晴れてきました。すぐにエトピリカが数羽見つかりましたが、距離は遠い個体ばかり。自主規制ラインギリギリで船を止め、しばらく待ちましたが、なかなか近づいてきてくれません。モユルリ島付近にも船を流して見ましたが、近くに来る個体はなかなか見つかりません。
ただ、双眼鏡ではるか海峡をのぞいてみると、エトピリカの数は尋常ではありません。やっと雛が孵化したのでしょうか、急にエトピリカの数が増えてきました。海峡内を飛び回る個体数も10羽ではきかない様子でした。結局、今日のクルーズでは31羽のエトピリカを数えることが出来ました。
時間切れ間近に、船の進行方向にやっと2羽のエトピリカを発見。20m位の至近距離で皆様観察・撮影することが出来ました。ホッ!

*ユルリ島までの航路上で、初めて見る(?)ウミスズメに出会いました。最初、後ろから近づいて来たのを後ろにいらっしゃったお客様が気づかれ、写真に収められました。パッと見たとき、ドキッとしました。上面は一様に黒っぽく見え、お腹やお尻は白っぽい。足は黒っぽく見えました。双眼鏡で見ると、真っ白な無機質の目が印象的。思わずコウミスズメを連想しましたが、大きさがより大きく、ウミスズメより少し小さいくらいに見えました。体色も一様で、背中に白線もなく、コウミでないことは確実かと思いました。ウミオオムも頭に浮かびましたが、くちばしの形が全然違います。自分の頭の中のストックには該当するものがなくなり混乱。箕輪海鳥図鑑をチラ見。アメリカウミスズメの絵に一番近いことに気づきました。デジタル写真を拡大してみると、白い目の上に明確な白い部分が見られました。
エトピリカ・ポイントに向かっている途中でしたので、そこはそれで切り上げ、船を先に進めることに致しました。

その後、そのウミスズメは2回ほど船の後方から飛んできて、我々の船の横に着水してくれました。まるで我々に着いて来ている様でした。
この後、アメリカの図鑑なども参照し、じっくり同定してゆきたいと思います。
結果については次の投稿でご報告したいと思います。


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