【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2015年10月9日金曜日

根室半島(港めぐり)ハイイロウミツバメの大きな群れ!  473,672

2015年10月9日(金)  Byイーグル
昨日の台風崩れの温帯低気圧の直撃を受け、道東各地が大きな被害を受けました。
被害を受けられた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

今日の根室は朝から晴れ。昼くらいまでは強風が残りましたが、臨時休校となっていた小中学校も再開。子供たちは元気に登校していました。

「嵐の後は港に走れ!」のセオリーに従い、今日は港めぐりの巡回を致しました。
ただ、被害を受けている関係者も多く、復旧作業の邪魔にならないよう、十分注意しながら港を回らせていただきました。

今日はとにかくハイイロウミツバメ!
根室半島の各港にハイイロウミツバメがたくさん避難していました。
先月来、漁師さんから、根室半島の太平洋沖合で1000羽単位のハイイロウミツバメの大きな群れを見かけると聞いていました。予想はしていましたが、今日の状況は想像を超えていました。

当初、根室港・歯舞港の岸壁ギリギリをひらひらと飛ぶハイイロウミツバメを数十羽見かけました。時には岸壁を超え、私の車の周囲をひらひらする個体までいました。
強風に逆らうように、ひらひら飛んだかと思うと、水面に浮かんで休憩。そしてまた離陸。水の上に両足を垂らすようにしてまるで水面を歩いているように見えたり。。。と、落ち着きがありません。
とうとう、1羽の個体は港のコンクリート道路を超え、後背地の草原の上にまで飛行範囲を広げていました。目を疑うような光景が1日中続いていました。

特にすごかったのは「花咲港」です。
一番奥の水面に150羽以上のハイイロウミツバメが集まり、群れになって固まったり、ひらひらと岸壁に近づいてきたりしていました。クロガモ・スズガモ・ハジロカイツブリ・ミミカイツブリなどとニアミスしているハイイロウミツバメも多く見かけました。
嵐の後、出漁の準備に忙しい漁船の周りを、まるで食べ物にたかる蠅のようにうるさく飛び回っていました。信じられない事に、カラスに追われている個体までいました。

今日は草地を飛んだり、カラスに追われるハイイロウミツバメを見るなど、本当に貴重な一日となりました。

また、花咲港の岸壁5mのところに1羽のハイイロヒレアシシギ(!)が浮かんでいるのも発見。こちらも非常にラッキーでした。

その他、納沙布岬ハイドからは、ラッコが2頭観察されました。1頭はお腹に子供のようなものを載せているように見えました。

やはり、嵐の後の根室では、桁違いの興味深い光景に出会うようです。

<根室港・温根元漁港・納沙布岬・花咲港>
ハジロカイツブリ(2)
ミミカイツブリ(3)
アカエリカイツブリ(5+)
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(2)
トビ
オジロワシ
ウミネコ
オオセグロカモメ
シロカモメ
ワシカモメ
ユリカモメ
ミツユビカモメ(1000+)
ウミアイサ
クロガモ(10+)
シノリガモ
マガモ
カルガモ
オナガガモ
ヒドリガモ
コガモ
スズガモ
ハイイロヒレアシシギ(1)  *花咲港内に浮いていました。距離5m。
ハイイロウミツバメ(250+)
ウトウ(10+)
イワツバメ(1)
カワラヒワ
ノビタキ

*ラッコ(2)  *納沙布岬ハイド前。

ミツユビカモメ
Black-legged Kittiwake

ハイイロウミツバメ
Fork-tailed Storm Petrel

ハイイロウミツバメ
Fork-tailed Storm Petrel
ミツユビカモメ
Black-legged Kittiwake

ペテロ。
ハイイロウミツバメ
Fork-tailed Storm Petrel

セグロカモメ
Vega Gull



シロカモメ
Gloucous Gull

ミツユビカモメの群れ



ラッコ
納沙布岬ハイド。



 ハイイロヒレアシシギ
Red Phalarope




ハイイロヒレアシシギ

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