【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2015年10月20日火曜日

根室野鳥観光ビジネススクール(BBS) 知床羅臼観光観光協会による特別講義を聞く。476,670

2015年10月20日(火)
<BBS1学年:「野鳥保護と野鳥観光の良きバランス」について学ぶ> Byイーグル
18:30より、知床羅臼観光協会から3名の精鋭(佐藤先生、池上事務局長、中村地域おこし協力隊員)にわざわざ根室までお越しいただき、特別講義をお願いいたしました。
めったに聞けない特別講義ということで、BBSとしても1学年・2学年全員に招集をかけ、中林校長以下12名の関係者・学生が集まりました。また、大地みらい信金の地域みらい創造センターから2名、北海道新聞根室支局からも記者の方1名がご参加いただきました。

講義は、知床羅臼町が取り組んでおられる「鷲の宿のシマフクロウ観察方法の画期的改善の歴史と現状」「シマフクロウの保護増殖活動とその観光利用の良きバランス」等についてでした。
佐藤先生の講義はとても分かりやすいものでした。新型ライトの発明やシマフクロウには適度の明かりを求める習性がある話や新給餌方法により野生の採餌能力が落ちるものではない話など、従来からの発想にははない新しい知見に触れることができました。
また、関係者の皆様が試行錯誤の末、苦労してたどり着いた新しい給餌方法・観察方法・顧客のコントロールの仕方なども非常にユニークな要素を含んでおり、将来の他地域での応用を含め、とても興味深い内容でした。

個人的には、科学的なご説明もさることながら、「やっと地域ぐるみで鷲の宿を応援してゆこうという気運が羅臼の町に生まれつつある」という話に深い感動を覚えました。
日本でもやっと「地域住民が野鳥観光の有望性を認知した」地域が生まれたということが素晴らしい。そして、鷲の宿の「おばちゃん(河村さん)」の長年のご苦労が報われたわけでもあります。
私は、このことが心底うれしく思いました。おばちゃん、本当によかったですね!

そして、羅臼に起こった今回の大きな変化が、道東全体の野鳥観光の明るい未来につながるよう、我々も頑張ってゆかなければならないと、決意を新たに致しました。

羅臼の皆様、本日は本当にありがとうございました!







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