【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2012年7月23日月曜日

2012年7月23日(月)  121,804
<落石ネイチャークルーズ速報> By イーグル
 今日もAM便が運航しました。昨日に引き続き、お客様は2名様。2名で3名分の料金を払ってでも乗りたいという熱心なお客様でした。
 その熱意が届いたのでしょうか、今日はエトピリカが35羽も観察出来ました。これは落石ネイチャークルーズ始まって以来の最高記録です。しかも今日の35羽というのは確実に確認できた数字という意味であり、ユルリ海峡の奥まった所には、まだまだそれらしいゴマ粒のよう個体が多数浮かんでいましたので、実数はもっと多かったと思われます。例によって「ユルリ海峡には船を絶対に入れない」という自主規制がありますので、かなりの見落としがあったと思います。
現在のエトピリカの実数は40羽を超えると思われます。
 また、今日のエトピリカは落石港からユルリ島に向かう途中から早々と出始め、七っ岩の周辺でも3羽編隊が2度も通り過ぎ、ユルリ海峡にはうじゃうじゃという表現が大げさでないくらい浮かんでいました。また、帰路沖合を回っている時にも3羽位の小さな群れに数回出会い、何とカモ岩の手前でも4羽の編隊が花咲港の方角から飛んで来たりしていました。
 これは、いつもより餌のカタクチイワシの数が多く、かつ、ユルリ・モユルリ島の周辺に広く分布していた為だと推定されます。ウトウ・ケイマフリもクルーズの最初から最後まで、ほとんど途切れることなく見かけましたし、所々多くの鳥がかたっまて餌をとっている場所もありました。
 ただ、どういうわけか、カモメがいるのにトウゾクカモメは1羽も見られず、ミズナギドリやヒレアシシギの数も極端に少ない状況でした。
 また、モユルリ島ではゴマフアザラシ(10+)が、カモ岩ではラッコ(1)が観察出来ました。
 何にせよ、今日は正に「エトピリカ・デー!」。2名のお客様にも満足していただけたクルーズだったと思います。
≪確認種≫
ウトウ(3000+)
ケイマフリ(100+)
エトピリカ(35+)
ウミウ
ヒメウ
オオセグロカモメ
ウミネコ
オジロワシ(1)
ハイイロミズナギドリ(↓)
ハシボソミズナギドリ(100+)
ハイイロヒレアシシギ(↓)
アカエリヒレアシシギ(5)
ハクセキレイ(2)
アマツバメ(1)
*ラッコ(1)
*ゴマフアザラシ(10+)

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