【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2012年6月17日日曜日

2012年6月17日(日)  112,382
<落石ネイチャークルーズ速報>  By イーグル
今日は午前中は今にも降り出しそうな曇り空が何とか持ちましたが、正午頃からは雨。それでも、AM・PM2便とも運航いたしました。PM便は雨の中での運航となり、皆様ずぶ濡れでしたが、寒さを吹き飛ばすような今シーズン最高の鳥果に恵まれました。
カタクチイワシの群れがユルリ島周辺に現れた事が原因ですが、途方もない数の海鳥たちが出現。船が各種ミズナギドリとフルマカモメの大群に周囲を囲まれ、その中にトウゾクカモメ・オオトウゾクカモメ・コアホウドリが活発に飛び回り、広い範囲にウトウの大群が広がり、その中にウミガラス・ウミスズメ・エトピリカが点在するというようなこの世のものとは思えないような光景が見られました。ちょっと大げさかもしれませんが、私の頭に浮かんだ言葉は「落石マジック」でした。船から双眼鏡で見ても、水平線の彼方まで沢山の海鳥の群れが続いています。本当に凄い光景。クルーズガイドを始めて3年目ですが、こんなことは初めてです。改めて落石の海の底力を見せつけられた思いが致しました。
AM便では、モユルリ島の海域でゴマフアザラシ(16)やラッコ(1)にも遭遇致しました。
エトピリカはAM便では、出航直後に1羽の人なっこい個体に遭遇。島から数キロ離れた海原の中で15分程度じっくりとその美しい姿を観察させていただきました。雨の中のPM便でも2羽のエトピリカが確認でき、お客様も双眼鏡でじっくりと観察し感動されていました。
識別が難しい「ハシボソミズナギドリ」と「ハイイロミズナギドリ」の識別も、今日は容易でした。特にPM便では、わずか10mの至近距離に浮いている個体も数多く、頭部の形状の違いもはっきり観察できました。もちろん、反転するときの翼の形状の違いなどもよくわかりました。
トウゾクカモメやオオトウゾクカモメがオオセグロカモメを襲い、餌を吐き出させようと執拗に食い下がる光景も船から真近で見ることが出来ました。
カタクチイワシはしばらく滞在していると思われますが、海の様子は変わりやすいので、「落石マジック」を体験されたい方は、どうかお急ぎ、落石ネイチャークルーズをご利用いただければ幸いです。
(AM便) *曇り。12℃
ウトウ(1500+)  *流木に乗り、器用にバランスを取っている個体もよく見かけました。
ケイマフリ(100+)
エトピリカ(7)
ハシブトウミガラス(夏1)
ハイイロミズナギドリ(10+)
ハシボソミズナギドリ(10+)
フルマカモメ(300+) *白フルマは2羽確認。ユルリ島裏側で。
コアホウドリ
トウゾクカモメ(1)
オオトウゾクカモメ(2)
ヒメウ
ウミウ
オオハム(3)
オオセグロカモメ
ウミネコ
オジロワシ(1)

(PM便)*雨。10℃。
ウトウ(2000+)
ケイマフリ(100+)
エトピリカ(2)
ハイイロミズナギドリ(400+)
ハシボソミズナギドリ(300+)
アカアシミズナギドリ(1)
フルマカモメ(300+)
コアホウドリ(5+)
トウゾクカモメ(2)
オオトウゾクカモメ(2)
ヒメウ
ウミウ
オオセグロカモメ
ウミネコ
オジロワシ(1)

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