【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2016年3月18日金曜日

根室半島(東部)巡回 520,616

2016年3月18日(金)
<トーサムポロ・温根元周辺・納沙布岬周辺>   Byイーグル
快晴。気温プラス5℃。春の陽気。明日からはまた冷え込むそうですが、今日はポカポカと日差しが降り注ぎ、今年初めて羽毛ジャケットが要らない巡回でした。
納沙布岬がすごかった。

ハイドに到着するなり、目の前の岩場のすぐ先にエトロフウミスズメが浮かんでいました。
ここでエトロフを観察したのは初めて。ハイドから出ないで観察していると、長時間にわたりハイド前をウロウロ、プカプカしていてくれました。
船から見るエトロフはもちろん「格別」ですが、ハイドの椅子に腰かけて、長時間じっくり見るエトロフもいいものです。
それにしても、本当に今年はエトロフウミスズメ観察の当たり年です。

それから、冬の間姿がなかったウトウが帰ってきました。10-20羽の群れが無数にあらゆる方向の海面に展開。風向きに正対しながらプカプカ浮かんだり飛んだりしていました。茶色っぽい特徴のある体形、トレードマークのくちばしから上に伸びた白い突起、白い2本のひげなどが陽光に照らされ、とても鮮明に観察できました。

時折、魚が集まるのか大きな鳥山ができ、それが左右に動いてゆきます。ほとんどはカモメ類ですが、よく観察しているとウトウやウミスズメなども集まってきていました。

また、海面全体にケイマフリが展開していました。その数、100-200羽に及んでいました。

3月も中旬。冬鳥のシーズンはほぼ終了いたしましたが、いよいよ、夏の海鳥シーズンの開幕間近という感じになってきました。エトピリカ・ツノメドリ・ミズナギドリ類の沿岸部への接近は5月に入ってからですが、ウトウ・ケイマフリ・ウミスズメ・ウミバトなどの数は、これからどんどん増えて来ると思われます。

【観察種】
ミミカイツブリ(1)
ハジロカイツブリ(2)
ヒメウ
ウミウ
チシマウガラス(2) *1羽は飛翔中。1羽は海面に浮いていました。
オオハクチョウ(2) *トーサムポロ湖に40羽+、納沙布ハイド沖を2羽が通過。
スズガモ
クロガモ
コオリガモ
シノリガモ
ホオジロガモ
ウミアイサ
オジロワシ(6)
オオワシ(4) *内1羽は若鳥。
トビ
ウミネコ
カモメ
オオセグロカモメ
ワシカモメ
シロカモメ
ケイマフリ(100+)
ウミスズメ
エトロフウミスズメ(2)
ウミバト(1) チシマ型冬羽1
ウトウ(200+)
クロガモ
Black Scoter


ウミアイサ
Red-breasted Merganser

エトロフウミスズメ
Crested Auklet

納沙布ハイド前






鳥山
納沙布ハイド沖合

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