【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2014年1月17日金曜日

温根元チャシ・ハイド284,403

2014年1月16日(木)
<シギ発見>  By イーグル
本日、14:00頃、KEN'S INNのご主人と2人で、6日前にオープンしました温根元チャシ・ハイドへ行きました。
到着後すぐに中央の岩礁の上に3羽のシギが張り付いているのに気づきました。気温マイナス5℃前後。冷たい強風が吹き付ける中、波しぶきをものともせずに、じっと傾斜のある岩場に張りついています。直感的にチシマシギ!と思いました。ただ、距離は250m以上いや300m近くあります。
プロミナーでじっくり見ても、細部は確認できません。ただ、チシマシギでないとすれば、ハマシギくらいしか該当するものが思い浮かびません。でも、足の色は黄色っぽいのがはっきりわかります。ハマシギなら黒い。チシマシギにしてはお腹が白すぎる気もしますが、頭・顔・胸・背中は暗く見えます。時折、濡れた岩の傾斜地を移動し、岩の上の海藻なのかコケなのか、何か探していました。採餌行動からもハマシギではないと思いました。
しばらくすると、岩の裏から次々と4羽が現れ合流。全部で7羽になりました。
30分ほどで2羽が離陸。波スレスレの高さを直線的に飛び、旋回することなく1直線に一番右側の岩礁の裏に飛び込んで行きました。その後、残された5羽も次々に岩の裏に移動し見えなくなりました。飛ぶ姿からは、羽の下面が白い事、羽の上面に白い筋が見えたこと、尾羽には太い縦線が走っている事などがはっきりとわかりました。飛ぶ時は、群れにならず、1-2羽がばらばらと飛んでゆきました。
周囲の環境、全体的なイメージ、飛翔や採餌行動、足・翼下面・体の上部の色などから、自分としてはチシマシギであったと判断いたします。
ただ、写真も距離がありすぎ鮮明ではありませんので、正直100%の確信は持てていません。
帰宅後、日米の図鑑を10冊ほど参照。記述などにも目を通しました。ますます、チシマシギであるとの気持ちが強くなりました。
これで、また冬の根室半島の野鳥観察の楽しみが増えました。
ぜひ、皆様も根室の「温根元チャシ・ハイド」にお越しになり、チシマシギらしき個体の識別に挑戦してみませんか?
その他、ゴメ岩の周囲を、1頭のラッコが悠々と泳ぎ回っていました。




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