【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2011年8月28日日曜日

2011年8月28日(日)   60,163
<落石ネイチャークルーズ> By イーグル
今日はAM便のみの運航でした。お客様も4名と少な目。根室市内は快晴の良いお天気なのに落石周辺には海霧が出ていました。最初の40分は濃い霧の中の運航で、島は全く見えませんでした。鳥も少な目で、もう繁殖期も完全に終わったようです。
ユルリ島とモユルリ島の裏の境界線付近まで行くと、霧がパアッと上がり、完全に視界が効くようになりました。いきなり10mに至近距離にエトピリカが1羽浮かび上がり、一同びっくり。すぐに潜りましたが、明らかに我々の様子を偵察に来たようでした。やはり、エトピリカは人間に興味があるんだとしか思えません。その後も、合計6羽が次々と出てくれましたが、やはり、落ち着きがありません。巣のある方向に戻ろうとする個体もいません。誰の目にも、お別れの日が近いことが明らかです。

先日のNHKニュースでは、霧多布の沖合35kmぐらいの海域でエトピリカの幼鳥が21羽観察されたとありました。ということは、親鳥は40羽以上いることになりますが、繁殖できない若鳥も入れると、今年はこの海域に50羽程度のエトピリカが来てくれていたということでしょうか?
この数字が、来年以降どんどん増加することを祈りつつ、落石ネイチャークルーはズ夏のクルーズに終止符を打つこととなります。
そして、9-10月には新しい「沖合コース」が始まります。
アホウドリ類狙いの新クルーズ。皆様も一度お試しくださいね。3名催行は変わりません。
*11月以降は、冬のウミスズメ類・海鴨類を観察する2島周回コースがまた中心となります。
(確認種)
ウトウ(70+) *冬羽に変わりつつあります。
ケイマフリ(1) *1年中見かける鳥ですが、この時期一時的にほとんど居なくなります。
エトピリカ(6) *もう綺麗な冠羽も細く地味な色になっている。親鳥の周辺に雛の姿は見られません。
ハイイロミズナギドリ(10+)
ハシボソミズナギドリ(10+)
アカアシミズナギドリ(2)
オオミズナギドリ(5+)
ウミネコ
オオセグロカモメ
アカエリヒレアシシギ(30+)
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(f2)
オジロワシ(2)
ミユビシギ(6) *渡り途中。
ハクセキレイ
ハシブトガラス
アマツバメ(10+)
**ラッコ(3) モユルリ島の岩場。
**ゴマフアザラシ(12)
**カマイルカ(10+)

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