【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2016年5月31日火曜日

お知らせ(落石ネイチャークルーズ料金改定)539,116

2016年5月31日(火)
<落石ネイチャークルーズ料金改定>    Byイーグル
  皆様にご愛顧いただいております「落石ネイチャークルーズ」ですが、先日の運営総会で、来年度(2017年4月1日)からの値上げが決定されました。現在の大人7,000円が8,000円に値上げです。
 
 2010年の創業以来、消費税のUPや燃料費の高騰もありました。また、黒字事業とはいえ、運航していただいている漁師さんやガイドさんには、必ずしも十分な利益配分ができていない側面もありました。ラウス・オホーツクなど周辺地域のクルーズ事業の価格水準も下回っています。
 このような理由から、今般、やむを得ず値上げに踏み切らせていただくものです。
なにとぞご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。


 なお、値上げの実施時期は、来年2017年4月1日運行便からですので、今年度のクルーズは7,000円のままでOKです。
 エトピリカ、ケイマフリ、ウミバト、コウミスズメ、エトロフウミスズメなど、落石ネイチャークルーズならではの貴重な海鳥を、まだご覧になっていないお客様は、ぜひ値上げ前の今年度中にお越しいただければ幸いです。

ウミバト(夏羽)
Pigeon Guillemot

ケイマフリ
Spectacled Guillemot

エトピリカ
Tufted Puffin


ラッコ
Sea Otter

ウミスズメ
Ancient Murrelet

エトピリカとツノメドリ
Tufted Puffin & Horned Puffin

ツノメドリ
Horned Puffin
エトロフウミスズメ
Crested Auket

クロガモ
Black Scoter

ビロードキンクロ
White-winged Scoter

ウミバト
Pigeon Guillemot

ウミバト
Pigeon Guillemot

ツノメドリ
Horned Puffin
 

2016年5月30日月曜日

落石ネイチャークルーズ(AM便)538,720

2016年5月30日(月)
<落石ネイチャークルーズ(AM便)>    Byイーグル
今日も朝から元気に出航!
曇り。風は3m。波1.5m。海鳥観察には比較的良好なコンディションでした。
日本人のお客様と香港からのバード・カメラウーマンの混成クルーズ。
今日も日英2か国語でガイドさせていただきました。

今日も到着したばかりのエトピリカ(7)は健在。
ただ、子育ての準備のためか、落ち着きがありません。
船の側面を沖に向かって飛んで行ったり、しばらくして戻ってきたリというような状況でした。
海面に浮かんでいる個体はとうとう発見できませんでした。

また、ユルリ島周辺では、北へ向かって凄いスピードで渡って行くアビ類の姿が壮観でした。
数十羽のアビ類が船の後方から現れ、並走の後、どんどん我々を追い抜いてゆきます。
もうアビ類の渡りシーズンとしては終盤ですが、それでも、これだけの数がまだ渡って行くとは。。
世の中にこんなにも沢山アビ類がいたとは。凄い、知らなかった!という気持ちにお客様もなっておられました。

その他、外国人バーダー憧れの鳥であるケイマフリ。今日もたくさん現れてくれました。

番外としては、ラッコ(1)・アザラシ・ネズミイルカなどを確認いたしました。

【確認種】
シロエリオオハム(30+)
アカエリカイツブリ(1)
ウミウ
ヒメウ
スズガモ(15+)
シノリガモ(50+)
オジロワシ(1)
ウミネコ
オオセグロカモメ
ケイマフリ(80+)
ウミスズメ(10+)
ウトウ(60+)
エトピリカ(7)
アマツバメ(2)
ハクセキレイ(2)
**ラッコ(1)
**アザラシ
**ネズミイルカ(1)

ウミスズメ
Ancient Murrelet

ウミスズメ
Ancient Murrelet

シロエリオオハム(若)
Pacific Diver/Loom

北へ向かってアビ類がどんどん渡って行く。


エサ採りに沖合へ出かけてゆくエトピリカ。
Tufted Puffin

ケイマフリ
Spectacled Guillemot

いつも可愛い!
ケイマフリ
Spectacled Guillemot

ケイマフリ
Spectacled Guillemot

たまには、こんな光景にも出会います。

ケイマフリ
Spectacled Guillemot

*繁殖地ではありません。
*海中に浮かぶ岩礁の上です。


ケイマフリ
Spectacled Guillemot
スズガモ
Greater Scaup




2016年5月29日日曜日

落石ネイチャークルーズ(PM便) エトピリカ!(初認) 538,258

2016年5月29日(日)
<落石ネイチャークルーズ(PM便)>   Byイーグル
やっと来てくれました! エトピリカ初認です!

快晴・強風の空の下、7名のお客様で出航。2名様は英国からのベテラン・バードウォッチャーのご夫婦でした。世界中の野鳥7,000種類以上を見ているという猛者。今夏の狙いは、エトピリカではなく、もちろん「ケイマフリ」でした。

そのケイマフリは50-60羽も出てくれました。ウミスズメも15羽+とまずまず。

昨日までどうしてもエトピリカが確認できず苦労しておりましたが、今日はやっと確認する事ができました。場所は7羽とも、ユルリ・モユルリ島の間の海峡の入り口あたりでした。まだ、本当に今日着いたばかりという雰囲気で、巣穴の方に行かず、2羽単位でプカプカしているのみでした。

船からの距離は、最短約10mでした。

いよいよ、今夏のエトピリカ・シーズンの開幕です。

【確認種】
シロエリオオハム(夏羽4)
ウミウ
ヒメウ
シノリガモ(50+)
オジロワシ(2)
ウミネコ
オオセグロカモメ
ケイマフリ(60+)
ウミスズメ(15+)
ウトウ(50+)
エトピリカ(7)

ウミスズメ
Ancient Murrelet

ケイマフリ
Spectacled Guillemot

エトピリカ
Tufted Puffin

今シーズンの初認です!
例年より、1週間以上遅めでした。





最短距離は10m。





2016年5月28日土曜日

落石ネイチャークルーズ(AM便)537,942

2016年5月28日(土)
<落石ネイチャークルーズ(AM便)>   Byイーグル
今日もエトピリカは確認できませんでした。
今年は例年より繁殖に来るのが遅れている様です。
【確認種】
シロエリオオハム(夏羽1)
ハシボソミズナギドリ(1)
ウミウ
ヒメウ
オジロワシ(1)
ウミネコ
オオセグロカモメ
ケイマフリ(20+)
ウミスズメ(9)
ウトウ(30+)
*ラッコ(1)

ケイマフリ
Spectacled Guillemot


ケイマフリ
Spectacled Guillemot

ケイマフリ
Spectacled Guillemot

ウミスズメ
Ancient Murrelet

シロエリオオハム
Pacific Diver

シロエリオオハム
Pacific Diver


ハシボソミズナギドリ
Short-tailed Shearwater


2016年5月25日水曜日

落石ネイチャークルーズ(AM便) 537,173

2016年5月25日(水)
<落石ネイチャークルーズ(AM便)>   Byイーグル
 今日はドイツからのご夫婦2名様をご案内いたしました。2名で3人分の乗船料を支払うということで、クルーズ運航が成立したものです。
 前半はミズナギドリの比較的大きな群れに遭遇したり、ウミスズメ、ウトウ、ケイマフリとターゲットバードが次々と現れ、順調な滑り出しでした。波は少し高めでしたが、お客様も笑顔でミズナギドリの大群に歓声を上げるなど、ご満足していただけている様子でした。
 ところが、エトピリカのポイントの少し手前で、天候が急変。雨雲が通過した後、強風が吹き始めました。波も急に激しいものになってきました。あと少しで、エトピリカポイント!はるばる欧州からいらっしゃったお客様です。何とかトライしたい! かといって、安全運航が第一です。

 秒単位で天候は急変。事態は予断を許さない雰囲気になってきました。突然、お客様のお一人が船酔いでダウン。これは、躊躇している場合ではありません。素早くクルーズの「途中中止」を決断し、港へ船を戻すことにしました。
 
 港へ戻るまでの間、波浪・風雨の状況は悪化するのみ。お客様も寒さに震え始めました。
港への航路が普段の2-3倍の長さに感じました。
いつの間にか、お客様の顔からも、私や船長さんの顔からも、笑顔が消えています。
 船酔いでダウンしたお客様を小さなキャビンに入れ、腕をさすり、大声で励ましながら、何とか無事に落石港に帰港いたしました。

 帰港後、取るものも取りえず、お客様をエトピリ館に急いで輸送。あらかじめ連絡しておいた休憩コーナーで温かいストーブに当たっていただきました。接岸からわずか1分でストーブへ移動。ここは落石ネイチャークルーズ自慢の「チームワーク」の良さのなせる業です。
 ほどなく、温かい日本茶を口にしたお客様も元気になられました。ほっといたしました。

 結果はOKでしたが、反省点が残るクルーズとなりました。
天候の急変が原因とは言え、プロとして運航中止判断の時期は適切であったか? エトピリカをお見せしたいというガイドとしての気持ちが強すぎることはなかったのか? お客様の服装や手袋・靴などに関する事前チェックは十分であったか? 初乗船者に対する安全確保や服装に関する強い説明・説得が果して十分であったか? 天候の急変は本当に予測できなかったのか?
などなど。。

 安全運航は絶対の使命です。どんなに準備していても、どんなに注意を払っていても、自然が相手の観光では、不測の事態が起こったり、読みが外れることがあると思います。
 そのような場合でも、言いわけ無用です。プロとして如何にリカバリーし、安全運航を確保すべきか? 
航空機の安全運航哲学の1つである「フェイル・セイフ」などのクルーズへの応用なども必要かもしれません。

 今日のクルーズで落石ネイチャークルーズ事業は7年目に突入いたしました。
この辺で、初心に戻り、改めて安全運航に対する意識を高め、基本事項の再認識・再確認を怠ってはならない事を関係者全員が肝に銘ずる必要があると思いました。
 今日は本当に勉強になる厳しいクルーズでした。

【観察種】   **運航中止などにより、かなりの見落としがあります。
シロエリオオハム
ミズナギドリsp(200+)
ウミウ
ヒメウ
ウミネコ
オオセグロカモメ
スズガモ
ケイマフリ(20+)
ウミスズメ(4)
ウトウ(50+)
マダラウミスズメ(1)  *写真ナシ。港に特急で戻っている最中に、船べり至近距離で確認。皮肉なものです。「こういう時に出るか!」といまいましい気分になりました。尚、本クルーズでマダラウミスズメをはっきり確認できたのは今回が初めてだと思われます。

ミズナギドリsp



2016年5月24日火曜日

花咲港(巡回)シロエリオオハム(夏羽)! 537,080


2016年5月24日(火)
<花咲港>   Byイーグル
 快晴。気温10℃。久々に花咲港を巡回。天気が良いので、海鳥は港外に多いかもしれないと思いましたが、一応、港の中をチェックすることにしました。
 
これが大当たり。港の入り口に一番近い水面に何やら大きめの黒っぽい海鳥が浮いているのがすぐに目に入ってきました。
 
 双眼鏡で確認すると、何とシロエリオオハム。しかも綺麗な夏羽ではありませんか。
春秋にはクルーズや納沙布ハイドなどから、たくさん見かけるアビ類ですが、穏やかな港の中でみかけることは根室でも極まれです。周囲には気付いている人も皆無。車から降りてレンズを向ける人もおりません。できるだけ、車を動かさず、決して外に出ることはせずに観察を続けました。
 
 シロエリは餌採りに夢中。こちらを気にしている様子は見られませんでしたが(したたかに、こちらへチラチラ警戒の視線を送ることは忘れませんでしたが。。)、上空を飛ぶカモメたちにはかなり警戒している様子が窺えました。
 1度だけでしたが、潜水して魚をくわえて浮上した時、すかさず、上空のカモメが魚を奪うために襲いかかったのを目にしました。すばやく水面下に潜り、カモメの攻撃をかわしていました。

 穏やかな水面の港ですが、カモメ、オジロワシ、人間など集まる外敵も多く、彼らにとっては港は意外にリスクの多い採餌場所なのかもしれませんね。

【観察種】
シロエリオオハム(夏羽1)
ウミネコ
オオセグロカモメ
ウミアイサ
スズガモ
ウミウ
ヒメウ

シロエリオオハム
Pacific Diver/Loom


シロエリオオハム
Pacific Diver/Loom

シロエリオオハム
Pacific Diver/Loom



 スズガモ
Greater Scaup


シロエリオオハム
Pacific Diver/Loom


シロエリオオハム
Pacific Diver/Loom



さかんに上空のカモメ を気にしている。
カモメが気になる。