【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2012年4月8日日曜日

2012年4月8日(日) 97,370
<第1回納沙布岬探鳥会>  Byイーグル
民宿たかの主催の第1回納沙布岬海鳥探鳥会が開催されました。私は、主催者の高野建治氏のアシスタントとして参加させていただきました。確認種数は21種。この時期としてはまずまずの鳥果でした。参加者も第1回と言うこともあり、10名来てくれれば恩の字と予想していたのですが、21名も参加いただきました。正にうれしい誤算とはこの事です。市役所からも課長さんが2名参加していただきました。この2課長さんはもちろんバーダーで根室の野鳥観光推進の中心人物です。その他、観光協会・新聞社・自然ガイド・芸術家・ビジネスマンなど参加者はバラエティーに富んでいました。根室市は市民・行政・観光協会が一体となって野鳥観光を推進している事が特徴でもあり強みでもあります。

今日のハイライトの一つはチシマウガラス探しでした。なかなか見つかりませんでしたが、会の終盤になってやっと1羽の若鳥が岩の上に乗っているのが見つかりました。全員で観察。初心者の方にも、この鳥が如何に貴重で、また、神経質であるかについてご説明しました。その結果、根室でこの鳥が見られる事の幸せを全員が感じると同時に、我々が守らなければこの鳥は日本からいなくなってしまうのだという事を全員が理解されたようでした。

昨年は、心ない悪質なカメラマンが柵を乗り越え、浜に下り、岩場に近づき、とうとう親鳥に巣を放棄させるという考えられない事件が起こりました。今日の参加者からも憤りの声が上がった事は言うまでもありません。我々は、今年はこのような「身勝手な暴挙」を決して許さない!と決意を固めています。そして、今日からは、我々に加え21人=42個の監視の目が、納沙布岬に光り始めた訳です。

今年、納沙布岬を訪れるバーダー・カメラマンの方々の99.9%はマナーの良い野鳥への愛情に溢れた方々だと思います。しかし、残念ながら、残り0.1%の輩が存在することも事実です。
我々は、今後、行政・市民が一体となって納沙布岬に監視の目を光らせます。
0.1%の方々、あなた達は誰かに見られています。誰も見て居ないから自分だけはいいや、という身勝手な行動には断固とした態度で臨みます!
何卒、いい年をして、人間として情けない行動だけは慎むように、衷心よりお願いしたいと思います。

(本日の観察種)
アカエリカイツブリ
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(若1)
クロガモ
シノリガモ
コオリガモ
ホオジロガモ
ウミアイサ
オオワシ
オオセグロカモメ
ワシカモメ
シロカモメ
ウミネコ
ハイイロヒレアシシギ(冬2)
ハシブトウミガラス(夏1)
ケイマフリ
ウトウ
ハクセキレイ
ハシブトガラス
ハシボソガラス
***尚、納沙布岬探鳥会(民宿たかの主催)は、月一回の頻度で開催してゆきます。根室在住者のみならず近隣地域の方々や旅行者の方々も自由にご参加いただけます。
次回の日程は、このブログでも近々お知らせ致します。多数のご参加をお待ち申し上げております。

0 件のコメント:

コメントを投稿