【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2015年6月14日日曜日

落石ネイチャークルーズ(AM+PM便)

2015年6月14日(日)   By イーグル
今日は終日、濃霧・霧雨の悪天候が続きました。
今年はサケ漁(トキシラズ)の不振に象徴されるように、根室の近海の魚の状況が思わしくありません。それに連動してか、カタクチイワシなどの小魚を主食にして広範囲を移動・採餌する海鳥たちも例年に比べ、少し低調のような気がいたします。

今日は落石の海の水温が少し上昇したためか、いきなり多くのフルマカモメを見かけるようになりました。やっと夏鳥シーズンが本格化か、と思いました。ただ、他のミズナギドリやアホウドリ類などはまだ沿岸部では見られません。

また、今日は濃霧に悩まされながらも、かなり熱心にエトピリカを探しましたが、残念ながら、ただの1羽も発見することは出来ませんでした。昨日は13羽以上確認されていますので、それも少し異常な感じでした。
AM便・PM便ともに、国内や欧州から多くの海鳥ファンの方々にご乗船いただきましたのに、エトピリカを発見できず、非常に悔しい1日でした。遠くから足を運んでいただきました皆さまにも本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。とはいえ、海鳥は本当に気まぐれ。どうか、これに懲りず、また本クルーズに挑戦していただくよう、スタッフ一同よろしくお願い申し上げます。

《観察種》
<落石ネイチャークルーズAM便>
オオハム(1)
フルマカモメ(20+) *うち、淡色型1.
ウミウ
ヒメウ
スズガモ
オジロワシ(1)
ウミネコ
オオセグロカモメ
ケイマフリ(100+)
ウトウ(100+)
アマツバメ
*エトピリカは発見できず。

<落石ネイチャークルーズPM便>  **欧州より7名。
シロエリオオハム(1)
フルマカモメ(20+) *淡色型1
ウミウ
ヒメウ
スズガモ
オジロワシ(2)
ウミネコ
オオセグロカモメ
ハシブトウミガラス(2)
ケイマフリ(100+)
ウトウ(100+)
アマツバメ
*エトピリカは発見できず。

フルマカモメ
Northern Fulmar
数が増えてきました。
初認は6月13日。
淡色型のフルマカモメ。
白色の「質」が純白に近く美しい。
 フルマカモメは船のすぐそばまで来ます。
ハシブトウミガラス
Brunnich's Guillemot
2羽でぷかぷか。

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