2011年10月28日(金) 65,205
<根室周辺の野鳥の様子> By イーグル
1.ここ数日晴天に恵まれておりますが、海洋を含め天候は不安定な時期が続きそうです。落石ネイチャークルーズも最近は、営業上の理由と悪天候のために就航できておりませんが、沖合の情報によりますと、冬鳥シーズンへの移行は急速に進みつつあります。根室半島の太平洋側の海には、ウミスズメ・ウミバト(夏→冬羽移行中)・コウミスズメなどが散見されますし、年中姿を見かけるケイマフリも冬羽に変化しています。クロガモ・ビロードキンクロ・ホオジロガモ・スズガモ・ヒドリガモ・マガモ・オナガガモ・ハシビロガモ・コガモなども、徐々に数が増えてきています。昨日は風連湖に集結した300羽程度のスズガモを襲うオオタカの姿を見かけました。
2.ワシ類はオジロワシを見かけますが、オオワシはまだ見かけません。ただ、昨年は11月第1週にはオオワシが来ていましたので、もうどこかに来ていてもおかしくありません。
3.最近ミサゴをよく見かけます。昨日は温根沼林道
付近や風連湖周辺で、合計5羽のミサゴを観察いたしました。ホバリングとダイビングを繰り返し、盛んに魚を取っていました。
4.風連湖の走古丹周辺には、100-200のハマシギの群れが滞在しています。
5.各所の港のカモメ類も数が増えてきています。オオセ
5.各所の港のカモメ類も数が増えてきています。オオセ
グロカモメ・ウミネコ・シロカモメ・ワシカモメ・ユリカモメ・ミツユビカモメ等を見ることが出来ます。例年ごく少数観察されるアカアシミツユビカモメはまだ発見できておりません。
6.風連湖の湖岸や厚床周辺などの草原では、子育てを終えたタンチョウがペアーでのんびり寛いでおります。あと少しで、釧路方面に移動するのでしょう。
7.冬の小鳥類達はまだ到着していないようです。今朝の
6.風連湖の湖岸や厚床周辺などの草原では、子育てを終えたタンチョウがペアーでのんびり寛いでおります。あと少しで、釧路方面に移動するのでしょう。
7.冬の小鳥類達はまだ到着していないようです。今朝の
明治公園には、キバシリ(まれ)・シジュウカラ・ハシブトガラ・ヒガラ・ゴジュウカラ・コゲラ・スズメ・オジロワシ・ハシブトガラス・ハシボソガラス・トビ・ウミネコなどがおりました。キバシリはトイレから池に降りてゆく遊歩道付近で、次々と木から木へと移動する独特の行動を、10mの至近距離から観察できました。スワンの森など風連湖周辺の森では、カラ類にに加え、コゲラ・アカゲラ・オオアカゲラなどがおりました。
8.根室市内の街路では、ナナカマドが赤い実がたくさんつけています。まだ、レンジャクやイスカの姿は見かけませんが、もう時間の問題だと思います。昨年は、11月に入ると、根室市内でキレンジャク・ヒレンジャクの300羽程度の群れやイスカの姿を見かけました。明治公園や根室警察横の根室公園が彼らのお気に入りの場所です。
以上、ここ2日間の根室市周辺の野鳥情報でした。ちなみに、野付半島には、クロガモの姿が見え始めております。
<クルクルとらせん状に這い上る
キバシリ君>