【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2014年6月17日火曜日

落石ネイチャークルーズ328,629

2014年6月17日(火)  濃霧。気温8℃。5m程度の風。
<落石ネイチャークルーズ早朝便> By イーグル
 今日も早朝から出航しました。濃霧は相変わらずでしたが、昨日よりは薄い霧でした。
エトピリカのポイントであるユルリ島とモユルリ島を結ぶ線上に到着した後、比較的早い時間にまず2羽のエトピリカを発見。船内は一気に盛り上がりました。我々の方を窺うように、距離を保ちながらエトピリカは悠々と泳いでいました。暫くすると、船から遠ざかって行ったため、追いかける事はせず、他の個体を探し始めました。ほどなくして、更に2羽が見つかり、今度は7mの至近距離で比較的長い時間観察・撮影が出来ました。まだ霧はかかっていましたが、乗船されたお客様方は満足のご様子。モユルリ島近くで更に1羽。そして、我々が乗り入れを自主規制している2島を結ぶ線のかなり内側にもう1羽を確認致しました。最後の個体は距離があり、ガイドが双眼鏡で確認するにとどめました。
 モユルリ島のケイマフリの繁殖地の沖合では、ケイマフリ30羽位の群れに遭遇。♪チチチチチチ♪という「さえずり」を堪能することが出来ました。ケイマフリのカップルは、クチバシをふれあい、まるでKISSの様なしぐさを見せたり、2羽で絡み合いながら、まるで戦闘機の空中戦の様な「ペアーフライト」を繰り返していました。ケイマフリは本当に可愛い鳥です。エトピリカは言うまでもありませんが、ケイマフリも美しく可憐で健気でクールな海鳥です。オホーツク・ロシア沿海州・日本の近海でしか見ることが出来ない貴重な鳥でもあります。エトピリカ観察に来られる方、どうかケイマフリの方もよろしくお願いいたします。
 それから、シロエリオオハム・オオハムの20羽程度の群れを観察出来ました。成鳥夏羽に混じり、非繁殖羽の若い個体も多く見られました。このように、現在、落石の海ではアビ類3種が活発に活動しています。
≪確認種≫
オオハム(10+)
シロエリオオハム(10+)
フルマカモメ(25+)
ハシボソミズナギドリ(3)
ウミウ
ヒメウ
ウミネコ
オオセグロカモメ
ケイマフリ(80+)
ウミスズメ(12)
ウトウ(250+)
エトピリカ(6)  *内1羽は至近7mで観察。
アマツバメ(10+)

フルマカモメ。大好物のクラゲを食べていた。

フルマカモメ。クチバシが特徴的です。

今朝のエトピリカ。

冠羽が美しい!

白・赤・黄・黒のコントラストが鮮やか。

シロエリオオハム(非繁殖羽=若鳥?)。チン・ストラップが見えます。


ケイマフリのさえずり姿勢。チチチチチチチチチ♪と良く通るハイトーンの声。

ケイマフリ。重そうに飛びます。メタボ系!


ケイマフリ。やはり助走します。


ケイマフリの求愛行動。クチバシをくっ着けます。


仲睦まじいカップル。


数mの至近距離で観察が可能です。

モユルリ島に繁殖地があります。


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