【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2016年3月5日土曜日

落石NC 年間1,000名達成!

2015年3月4日(土)
<落石ネイチャークルーズ 年間1,000名突破! 新記録。> Byイーグル

2015年度のネイチャークルーズ。2月末をもちまして、ついに「年度の旅客数1,000名」を突破いたしました。
2010年5月21日に初便を運航して以来苦節6年。
当初からの目標でした「年間1,000名」を達成したわけです。
*通算では、今年の5-6月には「5,000名」を達成する見込みです。

他のクルーズツアーから見ると決して旅客数は多くありませんが、定員12名の現役の漁船を利用しているわけですので、年間120便以上運航し、ガイドしなければなりません。
年間ならしても「3日に1便」運航・ガイドしている計算になります。...

落石漁協を中心に漁師さん・浜のお母さん方・ガイド仲間・予約受付嬢・観光協会・市役所などがクルーズ協議会を結成。
全国・全世界からの海鳥FANのお客様とともに、地道にこつこつ、本クルーズ事業を育ててきました。
ほとんど補助金の類は利用せずに黒字化も達成しています。


エトピリカ・ケイマフリ・ウミスズメ・ウミガラス・ハシブトウミガラス・ウミバト・コウミスズメ・エトロフウミスズメ・コアホウドリ・クロアシアホウドリ・フルマカモメ・ミズナギドリ類・ウミツバメ類・トウゾクカモメ類・ヒレアシシギ類など、なかなか観察が難しい海鳥たちの手軽な観察への「新しい道」を開いたこともこのクルーズの特徴です。アメリカウミスズメ・ヒメウミスズメ・シラヒゲウミスズメなどのマニア垂涎の海鳥をGETしたこともありました。
また、観光振興面では、根室市内へ国内外から多くのバードウォッチャーを誘致し、「クルーズに乗るために根室に来るという行動パターン」を確立できたことも大きな成果だといえます。

また、漁師さんのbirdウォッチャーを育てたり、漁協が「海鳥保護基金」を設立運営するなど、従来ではありえないような新しい取り組みにもつながりました。
それらの過程を通じ、落石の自然環境や海鳥たちが「保護してゆくべき大切な地域資源」であることを漁師さんや地域の人々に認識してもらえたこともうれしい成果です
この点では、この事業が「地域の活性化」にもつながったと認められ、「総務大臣表彰」もいただきました。

私にとりましても、このクルーズはまさに「ライフワーク」というべき存在になりました。
これからも、足腰が立たなくなるまで、落石の漁船に乗せていただき、落石の海や海鳥の素晴らしさを、日本国内や海外に向けて発信してゆきたいと思います。
皆さま、今後とも落石ネイチャークルーズをご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申しあげます!
エトロフウミスズメ
コアホウドリ
コシジロウミツバメ
エトピリカ 成鳥
ハイイロヒレアシシギ
エトピリカ(若鳥)
アメリカウミスズメ
2013.7.12.落石ネイチャークルーズ
 

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