2016年3月10日(木)
<落石漁港> By イーグル
一昨日、3月8日の午後、落石漁港にあるエトピリ館(落石ネイチャークルーズの受付オフィスがある)のFさんが、落石漁港内に見慣れないシギのような鳥がいるとおっしゃっていました。私は、クルーズガイドの後でその日は少し疲れていたため、そのまま帰宅してしまいました。ところが、昨日になって「まだいる。図鑑を調べたらケリという鳥らしい。」との電話が今度はエトピリ館のKさんからいただきました。「ケリ?」中部以西の千鳥というイメージを持っている鳥ですので、信じられない気持ちでしたが、初見だと思われる高野氏を誘い、落石漁港へ急行しました。また、たまたま釧路からはエトロフ狙いの友人も、ナイス・タイミングで落石漁港にいらっしゃっていました。
果して、本当にケリは居ました。一体、どうしたことなのでしょうか?
除雪した雪山の周辺や時にはアスファルトの上を歩きまわっています。
シカの糞や雪と一緒にいるケリなんて。。。。。本当に、不思議な気持ちになりました。
過去には、十勝地方などで記録がある様ですが、やはり、北海道では珍鳥といわざるを得ません。
エトピり館のFさん・Kさん、貴重な情報をありがとうございました。
これ、お二人の大きなお手柄ですよ!
そして、お二人がケリを「何か珍しい鳥」と感じられ、自分で図鑑を調べ、その鳥がケリであると「同定」されたことが、本当に素晴らしいことだと思いました。
お二人とも、去年までは野鳥のことはほとんどご存じではありませんでしたが、落石ネイチャークルーズの仕事にかかわられてから、海鳥だけでなく野鳥全体に興味を持たれ、いきなり現れたケリを識別されるまでになられていること。そのことが本当に素晴らしい。
私もお二人がケリを見つけられ、自ら図鑑を引いて同定されたという事が、本当にうれしいと思いました。
ちなみに、お二人は「根室野鳥観光ビジネススクール」の今年の卒業生です。(お一人は、落石の漁師さんの奥様です。)
個人的には、自分たちのやってきた「野鳥観光振興による地域活性化」の方向性が間違っていない、という実感を持つことができ、ちょっと勇気づけられた今日のケリ出現でした。
ケリ
Grey-headed Lapwing
落石漁港内 。
信じられない!
ケリ
Grey-headed Lapwing
どう見てもケリ。
漁港内の駐車場。
雪上のケリ。
珍しい場面だと思います。
アスファルト上のケリ。
ローアングルで足の長さを強調。
無関心な人間は全然怖くないよ。
背景は除雪した雪。
漁港内を飛ぶケリ。
Grey-headed Lapwing
翼の白色が美しい。
芝生の 上で採餌中。
水たまりもたくさんあります。
氷も解けています。
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