【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2014年7月25日金曜日

落石ネイチャークルーズ342,425

2014年7月25日(金)
<落石ネイチャークルーズAM便> By イーグル
  本当に久々に霧のない1日となりました。天気も晴れ。気温も朝からぐんぐん上がり、クルーズ終了時には根室では異例の27℃。根室人にとりましては、「酷暑」と言うべき1日になりました。
  ただ「晴天の日は海鳥は少ない」の言い伝え通り、多くの海鳥は沖合に移動しているようで、陸地沿いの航路上は、島の近海と共に少しさみしい状況でした。
  ただ、エトピリカは大当たり! 成鳥が8羽現れ、そのうちの3羽は10m以内の至近距離で観察出来ました。1羽は最短3mまで船に接近。写真撮影の皆様を喜ばせてくれました。
  今日は3歳の若鳥たちが島の周辺を群れでウロウロしていましたが、1-2歳の若鳥は1羽も見かけませんでした。昨日まであんなに頻繁に航路上に現れていたのに、今日は1羽も見かけない。海鳥の生態はまだまだ分からないことだらけです。水温とイワシ等の小魚の動きが密接に関係していることは経験上理解できますが、その要因に加え、エトピリカをはじめとする海鳥たちの繁殖活動・越夏行動が複雑に絡み合っているように思われます。
  まだまだ、謎だらけの落石の海。海鳥の謎を1つでも解明すべく、ライフワークとしてのクルーズガイドはこれからも続きます。
≪確認種≫
ウミウ
ヒメウ
オジロワシ(2)
ウミネコ
オオセグロカモメ
ケイマフリ(50+)
ウトウ(100+)
エトピリカ(成鳥8羽)
アマツバメ(20+)
ウトウの群れ。背景はユルリ島。

七つ岩。ウが沢山繁殖しています。ちなみに「ユルリ」とはアイヌの言葉で「ウが沢山いる島」という意味です。

七つ岩の荒々しい風景。

七つ岩はユルリ島のすぐそばにあります。地震で1本崩れたため、現在は6本の岩場です。

ケイマフリ。船のすぐそばに現れました。3m。

ケイマフリ。白い「めがね」をかけています。

船首に浮かんできた。

イワシをくわえたエトピリカ。

コミカル・エトピー。

リラックス・モードのエトピリカ。

10m以内でリラックスしてくれました。こうなると、じっくり観察出来ます。

ダイビングの姿勢ではありません。はねの水滴を除去していると思われます。

ゆったりモードのエトピリカ。美しい! 冠羽は完全に伸びきっていない?

冠羽がまだ貧弱。3歳と思われます。若鳥同士かたまって、島の周りをウロウロしています。

アシも赤い。

上のクチバシには溝があります。

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