<花咲港> Byイーグル
夜半より降り始めた「雨」が終日やみませんでした。
この時期に「雨」とは! 全く調子が狂う今年の冬の天気です。
今日は雨の中、花咲港をじっくり見て回りました。
根室市内から10分で行ける日本有数の多目的港。
根室市の一部の様な港ですが、行けば必ず何か興味深いものがいるという事で有名です。
今日も予想通り。
根室では非常に珍しい「カワウ」に出会いました。ヒメウしか見当たらないのが普通の2月厳冬期。1羽だけウミウの様な鳥が岸壁にいました。この時期にウミウ?
不審に思い確認したところ、このウはどう見てもウミウではなく「カワウ」でした。
北海道ではカワウ(*注)は多くありません。私も根室半島でじっくり観察したのは初めての経験でした。
更に、「マイナス10m岸壁」に移動してみると、そこには、3羽の「ウミスズメ」がいました。
悪天候を避けて港の中に避難している様子で、よほど空腹なのか、盛んに浮沈を繰り返し、全く落ち着きがありません。それでも、車から眺めていると、ドンドン岸壁に近づいてきました。最短距離は岸壁から2m程度。
観察・撮影し放題の幸運に恵まれました。
やっぱり花咲港は裏切りませんね。
【観察種】
ヒメウ
カワウ(冬羽1)! Great Cormorant
ウミアイサ
クロガモ
コオリガモ
シノリガモ
ホオジロガモ
スズガモ
オオセグロカモメ
シロカモメ
ワシカモメ
オオワシ
オジロワシ
トビ
ウミスズメ(3) *マイナス10m岸壁。最短距離2mでさかんに浮沈を繰り返していた。
(注1)カワウ:ウミウに似ているが
①クチバシ基部の黄色い裸出部がより大きい。
②黄色部の口角付近の形状は、丸みがあるか四角の様に見え、ウミウの尖った
三角形とは異なる。
③成鳥の背中は褐色で、緑光沢のウミウとは大きく異なる。
④飛翔時翼の位置は体のほぼ中央に見える。ウミウは少し後方に見える。
(注2)以前は、「カワウGreat Cormorant」の北限は青森県下北半島とされ、北海道内では
ごくまれな迷鳥とされていた。しかし、1999年春に、道央の江別市に大群が
飛来。また、2001年春には道北の幌延町出道内初の繁殖も確認された。
2002年には約300羽の飛来が確認され、巣も100個近く確認された。
これらの個体は、大陸から飛来していると考える人もいる。
(北海道野鳥図鑑より)
ヒドリガモ
ワシカモメ |
花咲港内にカワウがポツンと1羽のみ。 |
カワウ Great Cormorant |
褐色の背中 |
黄色い裸出部の形がウミウと違う。 |
カワウ |
カワウ |
シロカモメ |
カワウ |
カワウ |
シノリガモ |
ウミアイサ |
ホオジロガモ |
ウミスズメ Ancient Murrelet すごく近い! |
ウミスズメ Ancient Murrelet |
ウミスズメ 岸壁まで来ていました。 |
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