<温根元ハイド> By イーグル
本日午前9時30分頃、いつものように温根元ハイドを訪れました。快晴の空の下、視界は抜群。すぐにチシマシギが5羽出ているのに気づきました。場所は珍しく、波打ち際。一番右の岩の一番左の端の部分でした。岩礁のハイド側の波打ち際ギリギリのところで、波にさらわれそうになりながら、盛んに動き回り餌を探している様子でした。潮目は「干潮」でしたが、次々と押し寄せる波を楽しむかのように、大胆なチシマシギたちは、波にのまれそうになると素早く飛び上り、波が引くとまた波打ち際に戻るという事を繰り返していました。波を避け、飛び上るたびに、足の黄色や翼下面の純白が良く見えました。
今日は5羽でしたが、岩の後ろには他にもいくつかの小さな群れが居るのだと思われます。今季は最大18羽が一度に観察されています。(通常は1-7羽の小群であることが多い)
また、ここ何回かの観察の感想としては、干潮時に良く現れている様に思えます。岩礁の形が問題なのでしょうか? この岩礁の中央は概ねそびえたっており、すそ野が広くなっている地形が大部分ですが、満潮時にはすそ野部分が海面下に没してしまい、急峻な中央部分だけが海上に顔を出します。そのため、波打ち際での採餌が不可能となります。潮が引いて来ると、なだらかなすそ野部分が現れ、チシマシギたちが波打ち際ギリギリで餌を探すことのできる「平らな部分」が確保されます。
過去には、2回ほど満潮時に群れを観察したこともありますが、いずれの場合も、岩礁の比較的上の方で岩肌に張り付いてジッとしていました。
まだまだ、観察回数が少ない為、軽々に「干潮時がいい」と言い切れませんが、参考にはなるかと思います。
岩礁上で生活するチシマシギも、潮の干満に影響されるシギ・チだとすると、それはそれで面白い話ですね。
右下の平らな部分 |
チシマシギ4羽が見えます。あと1羽は岩陰を出入りしていました。 |
Canon PowerShot SX50HSでもこれが限界。チシマシギ(Rock Sandpiper) |
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