<野付半島>
久々に休暇を取り、日帰りで野付半島巡回に行ってきました。
「野付半島先端部の通行許可証」を使い、野付半島の先端部まで行き、その後1時間弱かけて、最先端部まで歩いてきました。
突然、足元の草の中からユキホオジロの群れが飛び上がりました。気が付かずに近寄ってしまっていました。残念。
それにしても美しい!純白に少し黒と黄色が混ざった上品な色。翼の先端部の特徴的な黒。
夢のような一瞬でした。しかし、この70羽くらいの群れは海上に飛び出し、そのまま白鳥台の道の駅方面に飛び去ってゆきました。
ゆっくり観察できず、欲求不満のまま、とりあえず先端まで黙々と歩きましたが、何も出ません。おにぎりで腹ごしらえをして、早々に帰路につきました。
うれしいことに、帰路、彼らが帰ってきていました。
今度はすぐに歩みを止め、慎重に双眼鏡で観察。その後、愛用のSX50 で超望遠撮影。決して近づかず、30分もの間、体の動きを止め、その場にしゃがみ続けていました。すると、1羽のユキホオジロが地面の餌を夢中で食べながら、少しづつ近づいてくるではありませんか。驚きました。少しづつ向こうから距離を縮めてきます。まるで、私の存在など意に介していない様子。そして、私はますます動けなくなってしまいました。
慎重にシャッターを切り続けました。相手は全然気にしていません。静止画に続き、動画も思う存分撮らせてくれました。最後は、写真撮影に疲れ、双眼鏡で群れ全体の動きをじっくり観察させていただきました。
後になって気づいたのですが、彼らの習性は「エトピリカ」のそれに似ています。
近づいたり追いかけると、一瞬で飛び去ってしまいますが、こちらがある一定の距離で、動きを止め気配を消していると、向こうからドンドン近づいてくるというものです。昨年は春国岱で同じ経験をしています。
道東で11月に早々とユキホオジロを観察したのは生まれて初めての経験でした。
今年は、日本海の島でも出ているそうですね。
野付のものも、例年より数が多いようです。
今年はユキホオジロの「当たり年」かもしれませんね。
***尚、本情報は野付半島ネイチャーセンターの了解を得た上でリリースさせていただきました。
《観察種》
ユキホオジロ(70羽前後)
ハマシギ(100+) *半島先端部を群れで飛び回っていました。
オオハクチョウ(300+)
オオワシ
オジロワシ
チュウヒ(1)
トビ
ノスリ
オオハム
アビ
シロエリオオハム
スズガモ
ウミアイサ
ヒドリガモ
マガモ
コガモ
オナガガモ
ホオジロガモ
クロガモ
コオリガモ
シノリガモ
ビロードキンクロ(300+)
オオセグロカモメ
ウミネコ
シロカモメ
ワシカモメ
タヒバリ
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