【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2013年1月1日火曜日

 2013年1月元旦            152,512
<明けましておめでとうございます!> By イーグル
今年も「道東の野鳥情報」をご愛顧いただきますよう、よろしくお願いいたします。

昨年末よりCANONのPowerShot SX50HS について、再三にわたりご紹介しております。これは、メーカーさんから依頼があったからではありません。(笑)
純粋に個人の感想を述べさせていただいているだけですが、狙いが全くないわけではありません。
私はこのカメラが今年、「野鳥の超望遠撮影」に革命を起こし、野鳥撮影マナーの改善に貢献してくれないかと期待しているのです。

このカメラを使えば使うほど、新しい事実に気付かされます。それは、このカメラを使っていると、被写体としての野鳥に対する距離感がどんどん変わってくることです。

以下の写真に見られるように、無理をして野鳥に近づかなくてもかなりアップの写真が撮れるのです。しかも、画質も悪くありません。立ち上がり・AF・シャッター反応スピードともにストレスもほとんどありません。RAW+JPEG撮影やハイビジョン動画撮影も簡単に出来ます。ハイスピード連写も便利です。高倍率なのに手振れ防止機能が強力に機能してくれますので、手持ちでの超望遠撮影が日常化します。また、軽くてハンディー、コンパクトなので、いつも手元に置いておけ、シャッターチャンスを逃しません。三脚も不要であるため、荷物もかさばりません。


このカメラを購入してから数週間、自然に野鳥と十分な距離を保ちながら、焦らずにゆったりとした気分で撮影をするようになってきている自分に気づかされました。
野鳥に近づく必要がないため、車の中からの撮影が増えました。車の持つ「HIDE効果」もあり、自分の撮影マナーは飛躍的に向上したという実感があります。

これは凄いことだと思います。このカメラを手にするたびに、ひょっとしたら、現在の日本の野鳥撮影界の大きな問題である「野鳥に対する撮影圧」問題を好転させるきっかけになるかもしれないと私は感じております。

勿論、SH50HSが高度の芸術性や画質を必要とするプロのカメラマンの要求レベルには達していない事は明らかです。でも、プロカメラマンは撮影マナーの面でも模範的な方々ですので、このカメラがプロの要求に応える必要はありません。
また、過去のデジタルカメラの発達の歴史を振りかえると、将来、プロカメラマンの方も満足出来るレベルの「高倍率カメラ」の開発が不可能だとも思われません。

後は、カメラメーカーさんが、今のブームを煽っている責任感のようなものを感じ、減収覚悟(?)で撮影圧軽減という問題に取り組んでいただけるかにかかっています。是非とも、カメラメーカーさんの英断に期待したいと思います。

とにかく、今年はこのようなカメラがどんどん市場に出てくるといいですね。値段も手ごろですし、何よりもハンディーで軽い。現在の本格的一眼レフカメラの主要購買層である中高年の方々にもピッタリの商品になるのではないでしょうか。

今年は、「HIDEからの観察促進」などとも合わせ、このようなカメラの普及活動を通じ、「撮影圧軽減問題」に微力ながら取り組んで行ければと考えております。

*下のオオワシ(上から3枚)は25m位手前から、電柱に止まっている個体を撮影したもの。順に100X、150X、200Xで撮影。すべて手持ち撮影です。車の窓から身を乗り出して撮影。
*4-6枚目は、更に遠くの個体を撮影したもの。ピントが甘いのと色が変なのは車のガラス越しで撮影したためです。

通常倍率(車のガラス越し)

150X(車のガラス越し)

200X(車のガラス越し)


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