<トーサムポロ・温根元・納沙布付近> Byイーグル
寒冷前線が北海道を通過中。今日から明日にかけて、北海道は大荒れの天気。札幌や旭川では例年より早めに初雪の便りが聞かれました。
根室も朝から次第に風雨が強まりつつあります。明日は更に風が強まり、7mの高い波、激しい時化の1日が予想されています。
そのような厳しい天候の合間を縫って、納沙布半島先端部を巡回してきました。
厳しい風雨の中、観察には不向きの1日の予想でした。
ところが、予想に反し、今日は素晴らしい光景に何度も出会うことが出来ました。
温根元漁港ではカモメの大群が入っていました。基本8種すべてを、簡単かつ比較的近い距離で観察できました。ミツユビカモメの数もどんどん増えてきています。温根元漁港は根室半島NO.1のカモメ観察ポイントだと思います。
納沙布岬では、シノリガモやチシマウガラスをじっくり観察できました。シノリガモの数もドンドン増えています。
沙布岬ハイドでも素晴らしい観察が出来ました。
ウトウの大群が沖合を乱舞するなか、無数のカモメ類が小魚を求めて左右に激しく移動。それをひつこく追いかけ回すトウゾクカモメ。時折、狙いをつけたカモメを容赦なく襲撃していました。
それから、沖合1km以遠には、本当にすごい数のアビ類が飛びまわっていました。また、かなりの数の個体が海面を覆い尽くすように浮んでいました。
いよいよ、今年も、秋の道東の海のBIGイベントである「アビ類の大移動」が始まった様です。
毎年10-11月にかけて、数万羽のアビ類が納沙布岬をかすめながら南下してゆきます。アビ類が比較的大きな鳥であるため、群れで渡る姿は本当に迫力があります。
全体の90%以上がシロエリオオハムですが、少数のオオハム・アビも混じっています。
今回の悪天候を境に、道東は急速に冬に向かってゆくのだと予想できます。
オオワシの姿を見かける日も、そう遠くないと思います。
【観察種】
ウミウ Temminck’s Cormorant
ヒメウ Pelagic Cormorant
チシマウガラス(若1) Red-faced Cormorant
アカエリカイツブリ Red-necked Grebe
オジロワシ White-tailed Sea Eagle
トビ Black-eared Kite
アオサギ Grey Heron
オオセグロカモメ Slaty-backed Gull
セグロカモメ Vega Gull
シロカモメ Gloucous Gull
ワシカモメ Glaucous-winged Gull
ウミネコ Black-tailed Gull
カモメ Common Gull
ユリカモメ Black-headed Gull
ミツユビカモメ Black-legged Kittiwake
トウゾクカモメ Pomarine Skua
マガモ Mallard
オナガガモ Northern Pintail
ヒドリガモ Eurasian Wigeon
コガモ Eurasian Teal
スズガモ Greater Scaup
ウミアイサ Red-breasted Merganser
キンクロハジロ Tufted Duck
シノリガモ Harlequin Duck
タヒバリ Buff-bellied Pipit
オオミズナギドリ Streaked Shearwater
ハイイロミズナギドリ Sooty Shearwater
ミナミオナガミズナギドリ(1) Buller's Shearwater
アカアシミズナギドリ (2) Flesh-footed Shearwater
ウトウ (1,000羽+)
*ネズミイルカ
*ミンククジラ
ウミアイサ
Red-breasted Merganser
カモメ
Common Gull
ミツユビカモメ
Black-legged Kittiwake
温根元漁港
ワシカモメ
Glaucous-winged Gull
ミツユビカモメ
Black-legged Kittiwake
説明を追加 |
シノリガモ
Harlequin Duck
シノリガモ
Harlequin Duck
k |
ロシア協会
水晶島
今日の納沙布ハイドより
アビ類
トウゾクカモメ
Pomarine Skua
アビ類がうじゃうじゃ。
納沙布岬ハイド前。
タンチョウ
Red-crowned Crane
まだいます。
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