【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2016年10月20日木曜日

根室半島(先端部)巡回 584,370

2016年10月20日(木)
<トーサムポロ・温根元・納沙布付近>     Byイーグル
  寒冷前線が北海道を通過中。今日から明日にかけて、北海道は大荒れの天気。札幌や旭川では例年より早めに初雪の便りが聞かれました。
 根室も朝から次第に風雨が強まりつつあります。明日は更に風が強まり、7mの高い波、激しい時化の1日が予想されています。
  
  そのような厳しい天候の合間を縫って、納沙布半島先端部を巡回してきました。
厳しい風雨の中、観察には不向きの1日の予想でした。
ところが、予想に反し、今日は素晴らしい光景に何度も出会うことが出来ました。
 
  温根元漁港ではカモメの大群が入っていました。基本8種すべてを、簡単かつ比較的近い距離で観察できました。ミツユビカモメの数もどんどん増えてきています。温根元漁港は根室半島NO.1のカモメ観察ポイントだと思います。
  
  納沙布岬では、シノリガモやチシマウガラスをじっくり観察できました。シノリガモの数もドンドン増えています。
  
  沙布岬ハイドでも素晴らしい観察が出来ました。
ウトウの大群が沖合を乱舞するなか、無数のカモメ類が小魚を求めて左右に激しく移動。それをひつこく追いかけ回すトウゾクカモメ。時折、狙いをつけたカモメを容赦なく襲撃していました。
 
  それから、沖合1km以遠には、本当にすごい数のアビ類が飛びまわっていました。また、かなりの数の個体が海面を覆い尽くすように浮んでいました。
 
  いよいよ、今年も、秋の道東の海のBIGイベントである「アビ類の大移動」が始まった様です。
毎年10-11月にかけて、数万羽のアビ類が納沙布岬をかすめながら南下してゆきます。アビ類が比較的大きな鳥であるため、群れで渡る姿は本当に迫力があります。
全体の90%以上がシロエリオオハムですが、少数のオオハム・アビも混じっています。
 
  今回の悪天候を境に、道東は急速に冬に向かってゆくのだと予想できます。
オオワシの姿を見かける日も、そう遠くないと思います。

【観察種】
ウミウ     Temminck’s Cormorant
ヒメウ     Pelagic  Cormorant
チシマウガラス(若1)   Red-faced Cormorant
アカエリカイツブリ    Red-necked Grebe
オジロワシ    White-tailed Sea Eagle
トビ       Black-eared Kite
アオサギ   Grey Heron
オオセグロカモメ   Slaty-backed Gull
セグロカモメ   Vega Gull
シロカモメ     Gloucous Gull
ワシカモメ     Glaucous-winged Gull
ウミネコ     Black-tailed Gull
カモメ      Common Gull
ユリカモメ    Black-headed Gull
ミツユビカモメ   Black-legged Kittiwake
トウゾクカモメ   Pomarine Skua
マガモ      Mallard
オナガガモ    Northern Pintail
ヒドリガモ     Eurasian Wigeon
コガモ      Eurasian Teal
スズガモ    Greater Scaup
ウミアイサ     Red-breasted Merganser
キンクロハジロ    Tufted Duck
シノリガモ    Harlequin Duck
タヒバリ      Buff-bellied Pipit
オオミズナギドリ    Streaked Shearwater
ハイイロミズナギドリ    Sooty Shearwater
ミナミオナガミズナギドリ(1)   Buller's Shearwater
アカアシミズナギドリ  (2)   Flesh-footed Shearwater
ウトウ (1,000羽+)
 *ネズミイルカ
 *ミンククジラ

ウミアイサ
Red-breasted Merganser

カモメ
Common Gull



ミツユビカモメ
Black-legged Kittiwake

温根元漁港

ワシカモメ
Glaucous-winged Gull

ミツユビカモメ
Black-legged Kittiwake

説明を追加

シノリガモ
Harlequin Duck

シノリガモ
Harlequin Duck







ロシア協会
水晶島







今日の納沙布ハイドより


アビ類


トウゾクカモメ
Pomarine Skua
アビ類がうじゃうじゃ。
納沙布岬ハイド前。


タンチョウ
Red-crowned Crane

まだいます。



 







0 件のコメント:

コメントを投稿