<落石ネイチャークルーズ> Byイーグル
欠航寸前の波と風。何とか出港いたしましたが、大きなうねりに皆様大変苦労されていました。
乗船客は4名と少なめでしたが、米国サンディエゴからのご夫婦と本州からの日本人の方が2名。
米国人のご夫婦は70歳台と年輩の方でしたが、激しい揺れをものともせずに、ライファーだというウトウやケイマフリを双眼鏡で丁寧に識別されていたのが印象的でした。
ハイライトはエトピリカ。今シーズンの初見記録となりました。
1羽のみでしたが美しい成鳥がユルリ・モユルリ2島の間の海峡に浮かんでいるのを発見。距離はかなりありましたが、全員双眼鏡で確認致しました。
その後、エトピリカは水面からテイクオフ。我々の船の比較的近い所を通って沖合へ飛び出してゆきました。激しい波浪の中でしたが、この瞬間シャッターチャンスがありました。
その後、モユルリ島付近を航行中には、チシマウガラス(成鳥夏羽1)が我々の船をかすめるように追いこしてゆきました。一瞬の出来事でしたが、双眼鏡でその真っ赤な顔面と太くて白っぽいクチバシをはっきり確認することが出来ました。
さあ、いよいよ、今夏もエトピリカをはじめとする「落石の海鳥シーズン」が開幕です!
昨年のエトピリカとの遭遇率は90%を超えていました。
BEST シーズンは6月中旬から7月一杯まで。数は減りますが8月末までは可能です。
昨年急増したエトピリカの若鳥たちが今年はどのような姿になって帰って来てくれるのか?
ツノメドリはいつ確認できるのか?
ミズナギドリ5種類(ハシボソ・ハイイロ・アカアシ・オオ・ミナミオナガ)やフルマカモメ(暗色型
・淡色型)、トウゾクカモメ(オオ・クロ・トウゾクカモメ)、アホウドリ(=コ・クロアシ・アホウドリ)カンムリウミスズメ、ウミスズメ、ウミガラス・ハシブトウミガラス、ケイマフリ、ウトウ、ウミバト(2-3亜種)との再会はいつでしょうか?
アメリカウミスズメ等「超」のつく珍鳥との再度の出会いはあるのでしょうか?
などなど、興味は尽きません。
まだ、落石の海を経験されていない方は、今年は是非とも一度「落石ネイチャークルーズ」にご乗船いただければ幸いです。
お問い合わせ・ご予約は☛0153-27-2772(エトピリ館)まで。
≪確認種≫
アビ(夏1)
オオハムsp.(3+)
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(夏1、飛翔)
スズガモ
ビロードキンクロ(2)
シノリガモ
ウミネコ
オオセグロカモメ
ミツユビカモメ(若2) *この時期は珍しい。
ケイマフリ(50+)
ウミスズメ(4)
ウトウ(150+)
エトピリカ(1)
キョウジョシギ(10+)
ウトウ
Rhinoceros Auklet
実は荒波が似合う精悍な海鳥。
今シーズン初のエトピリカ!
Tufted Puffin
エトピリカ
Tufted Puffin
エトピリカ
Tufted Puffin
ケイマフリ
Spectacled Guillemot
米国からのお客様の「お目当て」はこちらでした。
ケイマフリ
Spectacled Guillemot
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