「2015年8月26日(水)
<納沙布岬ハイド> Byイーグル
晴れ。昨日までと打って変わって無風状態。波もほとんどなく、鏡のような水面に近い。こういう日は海鳥は低調。やはり、カモメとウばかり目立ちました。
2km以上沖合にはウトウを中心に極少数のウミスズメ類の姿がちらほらみえました。スコープを使って詳細に観察してみると、驚いたことに、その大半が 「ウミバト」でした。数えてみると9羽もいます。今更ながら、根室半島の太平洋側のウミバトの多さには驚かされます。9羽の内、2羽は大雨覆に白いパッチの痕跡が見られる「アリューシャン型(またはカムチャッカ型)ウミバト」でしたが、残りはすべて「チシマ型ウミバト」でした。2週間ほど前までは、1羽も見当たらなかったチシマ型ウミバト。やはり、千島列島で繁殖を終え、帰ってきたのですね。
領土問題が厳しい納沙布岬の海ですが、海鳥たちは政治などどこ吹く風。自由に行き来しているというわけです。
【観察種】
オオミズナギドリ
ウミネコ
オオセグロカモメ
ヒメウ
ウミウ
ウミバト(9) *チシマ型(中間羽)7+アリューシャン型中間羽2
ウトウ(5)
ケイマフリ(中間羽2)
*アザラシsp。1
*ラッコ(1) *2km沖合をプカプカ。
ネズミイルカ(1)
沖合600m付近に集まるウミネコ。魚がいるのか、外敵から逃げているのか?
Black-tailed Gull
ハクセキレイ(若鳥)
White Wagtail
モエモシリ島(北方領土の歯舞群島の一部)
難破船の残骸が見える。
秋勇留島のロシア施設。
水晶島の左端。アンテナのようなものが見えます。
今日はハイドから「水晶島」が良くみられました。完全にフラットなテーブルのような横長の島です。
貝殻島灯台。
昭和12年に戦前の日本が建てたものです。
一番上にオジロワシの姿が見られます。
White-tailed Sea Eagle
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