【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2019年3月30日土曜日

「超」番外編:根室の花咲線存続のための妄想 801,229

2019年3月30日(土)
<妄想>     By イーグル
「根室」禁断症に悩んでいます。ついつい野鳥や落石ネイチャークルーズの夢ばかり見る昨今です。北方領土問題に動きがあれば、「歯舞群島海鳥観察クルーズ」を是非ともやってみたいという「人生最後の夢」も温めています。
今日はアイデアの宝庫なのに、駅の廃止や路線そのものの存続が危ぶまれる「JR花咲線=根室・釧路を自由にユニークに結ぶ」について、以下妄想して見ました。
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  北海道根室本線の「JR花咲線(愛称)」は日本有数の絶景の中をゆっくり走るユニークな路線です。日本場ばれした?ワールドクラスの絶景が相次ぐが、路線構造上や自然保護の観点から十分な観光開発が躊躇される路線でもあります。ただ、何もしなければ早晩なくなる。なくなると絶景ポイントを見る手段が失われ、絶景ポイントも荒れ放題になる。自然と同じで、絶景ポイントも「適度なコントロールされた手入れ」が必要。その意味からも、少しでも乗降客・観光客を増やす努力を継続して、この路線は存続させるべきですね。
   
  昔、アラスカ鉄道に乗った時、FLAG STOPという制度があって、観光客や住民が「旗を振る」と路線上のどこでも乗り降りができるという制度に驚いた覚えがあります。乗降客が少ないため駅の廃止が相次いでいますが、1日の行運便数が極端に少なく運行間隔に余裕があるという現実を「逆手にとって」、「全路線が駅!」つまり路線上のどのポイント(限界はありますが)でも、合図さえ送れば乗り降りが可能というようなユニークな形態に変えて、利便性・話題性の向上を図るというのはどうでしょうか?  沿線上に無数に存在する絶景・穴場を自由に自分の意思・工夫で楽しんでもらうわけです。
  
   もちろん、最低限の安全対策や救援態勢は必要ですが、JRや行政にありがちな「責任回避の発想」で作るとユニークなアイデアは必ず没になります。「利用者の自己責任」「責任は負いません。それでもよければ!」を前面に出し、免責事項の事前確認を強化すればいいかと思います。自己責任を如何に徹底するか? ここにも発想転換が必要。観光客の自己責任意識を高める発想では1000年かかっても無理です。ここは自己責任意識の高い観光客しか呼ばない・乗せないという逆転の発想をベースにして、アイデアを練り上げる必要があります。
  ワイルドなワールドレベルの絶景を自由にどこでも楽しめる日本初の発想。廃止になるより、やってみる価値はありかもしれませんよ。
  
  それでも、やっぱり観光客のモラルが心配という声が上がると思います。繰り返しますが、意識の低い観光客はこの観光・アイデアの想定外の存在です。そのような観光客は「ヒグマの脅威」「何かあっても助けられない」「自己防衛が基本」「自己責任」などをうまく宣伝してワイルドな地点での乗降を敬遠させ、「車内から安全に鑑賞」へ誘導。意識の高い上級・中級観光客のみをターゲットにした方がいいかもしれません。そのような「需要」は日本国内やアジアにはまだ少ないでしょうが、欧米まで宣伝範囲を広げれば、かなりの需要が存在すると思います。アラスカのデナリ国立公園のワイルドエリア内を運航する循環バスなども参考になるかも。
  
  もちろん、ますます現地ガイドの重要性が高まります。上級観光客こそ現地ガイドを必要とします。語学力+サバイバル能力の高いガイドが活躍の場を広げられます。ワールドレベルの上級観光客にこの地域が評価されることは、国際野鳥観光の急速な普及、という実態から証明済みだと思います。



















 

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