2016年7月20日(水)
<落石ネイチャークルーズ(AM)> Byイーグル
北風。霧ナシ。19℃。やはり海水温が上がらず、海鳥の数が極端に少ない。
ただ、海鳥がいないのではありません。沿岸部の海水温が低いため、海水温が高く主食のカタクチイワシなどが豊富な遥か沖合までウミスズメ類がエサを取りに行くため、クルーズ船の運行している沿岸部に海鳥が少ないという現象になるわけです。島で繁殖しているウトウ・エトピリカも、餌を求めて1日中遥か沖合で過ごしていると思われ、島周辺で姿を見かけることが少ない状況になっています。
海水温が1℃でも上がってくれると、状況は大きく変化すると思われるのですが。。。
そんなわけで、今日も沿岸性の高いケイマフリばかり目立つクルーズとなりました。
エトピリカはなかなか見つからず、ユルリ島の沖合を40分間も走り回りました。
そして、もうだめだとあきらめかけた時、1羽のエトピリカ(成鳥1)が船のすぐ前に出てきてくれました。まさに奇跡!
しかも最短5mでじっくり観察することが出来ました。大逆転の結果でした。
やはり、何事もあきらめてはダメですね。クルーズの全行程上でガイド役として集中力を切らさない事が非常に重要だと改めて学びました。なかなか、大変なことですが。。。
いずれにしましても、この1羽の出現により、船内の雰囲気がぱっと明るくなりました。
その意味で、やはりエトピリカは、一瞬にしてお客様を明るくする落石の「スターバード」なのですね。
【観察種】
シロエリオオハム(4)
オオミズナギドリ(2) *今秋から出始めています。
ウミウ
ヒメウ
オジロワシ(5)
ウミネコ
オオセグロカモメ
ケイマフリ(60+)
ウトウ
エトピリカ(1) :最短5m。
アマツバメ(10+)
**ラッコ(1)
**アザラシ(3+)
シロエリオオハム(若鳥)
Pacific Diver/Loon
ウトウ
Rhinoceros Auklet
ウトウ
Rhinoceros Auklet
ケイマフリ
Spectacled Guillemot
オオミズナギドリ
Streaked Shearwater
エトピリカ
Tufted Puffin
エトピリカ
Tufted Puffin
5mの至近距離。
エトピリカ
Tufted Puffin
船べりすぐ近くに浮かんでいる。
オオセグロカモメのひな
と
アマツバメ Pacific Swift
0 件のコメント:
コメントを投稿