【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2016年1月10日日曜日

落石ネイチャークルーズAM便 497,380

2016年1月10日(日)    Byイーグル
<落石ネイチャークルーズAM便>
快晴。気温氷点下4℃。南の風8m。2m程度の波浪あり。
新春2016年の記念すべき第1便でした。

そして、
今日は、驚くべきことが起こりました。

ユルリ島・モユルリ島の間の海峡で、1羽のツノメドリ(冬羽)に遭遇。
外海の波浪避けるように、海峡の中をプカプカやっていました。
とてもリラックスしている様子で、船が近づいても、全然気にする様子がありません。それどころか、ツノメドリの方から、船に近づいて来るではありませんか!船内は大興奮!
程なく、肉眼でも十分ツノメドリの特徴がわかる距離まで来ました。
冬羽にも関わらず、かなり赤さの残る特徴的な形のクチバシ、純白のお腹、そして、うっすらとハート形が残る顔などなど。

皆さんから感嘆の声が上がると、なんとツノメドリはますます船に近づいてきました。
その様子は、まるで我々に餌をねだっている様なしぐさに見えました。

そして、とうとう船べり(左舷)に接触するような行動を取り、船の左舷を伝うように後方に回り込みました。その後、潜水。
そして、1分もしないうちに、今度は船首方向10mくらいのところに浮上いたしました。

こうなると、船内はパニック状態。みなさんから「すごい!」「信じられない!」「これ現実?」「お年玉をもらったよ!」などという感嘆の声が次々と上がりました。
船長まで運転台から出てきて、双眼鏡で熱心にこの「珍事」を楽しんでおられました。

こういうことがあるから、クルーズはやめられません!
今年は春から縁起がいい!

その後もツノメドリは我々の様子を窺うように船から離れようとしません。
とうとう、お客様の双眼鏡やカメラを持つ腕が疲労するほど十分に堪能いたしましたので、贅沢な話ですが、ツノメドリをその場に置き去りにして行程を進めました。

その他、個体数は少なめでしたが、ウミガラス・ウミスズメ・コウミスズメ・ウミバト(2亜種)・ケイマフリ・アビ・シロエリオオハム・ビロードキンクロ・アカエリカイツブリ・ゼニガタアザラシ・ラッコ・ネズミイルカなども順調に現れ、非常に盛りだくさんの新春クルーズとなりました。

今年の落石ネイチャークルーズは、本当に良くツノメドリを見かけます。
皆様も、是非一度、落石の海にツノメドリを見に来てくださいね。

【確認種】
アビ(冬1)
シロエリオオハム(冬1)
ミミカイツブリ(冬1)
アカエリカイツブリ(冬4)
ヒメウ
クロガモ
ビロードキンクロ(♂1)  *飛翔中
シノリガモ
コオリガモ
ホオジロガモ
ウミアイサ
トビ
オジロワシ(1)
オオワシ(1)
カモメ
オオセグロカモメ
シロカモメ
ウミガラス(冬1)
ウミバト(2) *チシマ型冬羽1+アリューシャン型冬羽1
ケイマフリ
ウミスズメ(8)
コウミスズメ(1) *飛翔中
ウトウ(冬1)  *この時期は、とても珍しい!
ツノメドリ(冬羽1)  *ユルリ島・モユルリ島付近。船に近づいてきて、船べりに触れそうになった。異常事態!

ウミガラス
ウミガラス
ツノメドリ
くちばしはこんなに薄い。
船べりまで近づいて来たツノメドリ。
Horned Puffin


Horned Puffin

真下まで来ている!
Horned Puffin
ツノメドリ

ツノメドリ
純白のお腹が特徴です。

ツノメドリ
くちばしの赤さは遠くから見ても目立ちます。
 
ケイマフリ

ラッコ
今日も居ました。
















 
 
 
 
 
 
 












0 件のコメント:

コメントを投稿