【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2012年8月31日金曜日

 2012年8月31日(金)
<道東の野鳥観察案内用英文パンフ> By イーグル
今日は先日の「英国バードフェア」でデビューさせた新しい英文パンフレットをご紹介いたします。

従来から、道東の野鳥観察に必要な情報が十分に世界に発信されていない事を憂えていました。
写真や地図などの見てくれは立派でも、実用性に欠けていたり、全地域に気を遣うあまりポイントが絞り切れずインパクトの弱い内容になっていたり、情報が古かったり、外国人からの問い合わせ先が曖昧であったりと、従来の英文観光パンフは、必ずしもお客様のニーズに合った物とは言えませんでした。そこで、今回は根室市の「民宿たかの」さんの全面的な協力をえて、今までにない野鳥観光専用の英文パンフを作ることが出来ました。まだまだ改善点はありますが、これを手作りパンフの第一弾ととらえ、今後更に改善を図って行きたいと思います。

このパンフの最大の特徴は、2ページ目の地図と見たい鳥の一覧表を参照することにより、どの季節に道東のどこに行けばお目当ての野鳥が観察できるのかを具体的に示した所にあります。
3ページ目には、夏季と冬季の「お勧めモデル・コース」が示してあります。
また、お気付きの様に、根室の1民宿がパンフ製作費を全額負担したのにも関わらず、鶴居村・弟子屈・羅臼・養老牛温泉など、道東他地域全体の宿泊も積極的にお勧めしています。
これは「お客様ニーズ」に徹すると共に、一部観光関係者に見られる「縄張り意識」や「地域エゴ」を乗り越えることが、今、道東観光振興に一番求められていることだという事を世間にアピールしたかったからです。野鳥には羽があり大空を自由に飛びます。彼らに取っては人間が引いた「行政区域」など眼中にありません。その野鳥を追いかけて道東に足を運んでくださるお客様も同様です。道東という狭い地域が、行政によりさらに細分化され、観光協会がいくつも併存し、少ない予算や人的パワーをみじん切りにしています。観光振興に携わる担当者の発想も「みじん切り」。今こそ観光振興のための力の結集が大切なんだ!という「民宿たかの」からのメッセージを、このパンフを通じ、是非とも真摯に受け止めていただければと思います。
尚、パンフに関する問い合わせ先は以下まで。
☛民宿「たかの」(北海道根室市)  
   (電話) 0153-24-2190 
   (メール)info@minsyuku-takano.com
☛今後、本パンフの台湾語版、日本語版なども検討してゆきます。
外国人バーダー垂涎の野鳥の写真とともに、道東全体の環境概要、期待できる種名、観察方法の説明、野鳥観察クルーズ・クジラ観察クルーズ事業の紹介、ガイド依頼の必要性、宿泊施設やお風呂・温泉・日本食に関する
簡単な説明などを記述。
外国からの問い合わせ先の電話番号・メールアドレスも明示した。



外国人の見たい鳥(ターゲット・バード)の一覧表と道東の詳細道路地図上のエリア分けを掲載。夏季・冬季に観察可能な種も明らかにした。

夏季と冬季の詳細モデル・コースを掲載。



民宿「たかの」の英語名称を”KEN's INN”
と改め、食事・風呂・トイレなどの写真を掲載した。
KEN’s INN のオーナーとチーフ英語ガイドのプロフィールも掲載した。


0 件のコメント:

コメントを投稿