2019年7月2日(火)
<落石ネイチャークルーズのガイドTさんからの投稿> BYイーグル
「7月1日落石ネイチャークルーズ
アカエリヒレアシシギとコアホウドリ
今シーズン初認!
エトピリカ亜成鳥13羽
でも、エトピリカ成鳥は確認できませんでした。
今日までで、山科のウトウバンディングは終わったようです。
それにしてもラッコとオジロワシ増えすぎです。
モユルリだけでオジロワシが20羽近くいます。
ラッコはカニ岩で10個体見られました。
稚うにを移植している落石漁業協同組合としては、
頭が痛いようです。私たちはついかわいいとか愛くるしいなどと言って楽しんでいますが、漁業と観光の在り方を考える必要がありそうですね。
モユルリでは毎年ウミネコがコロニーを作り繁殖していますが、4年ほど前からオジロワシが島で営巣し始めていました、昨年は15羽までモユルリでオジロを数えましたが今年は20羽まで増えています。以前は二つの島の間に8月になると巣立ちしたウミネコがたくさん浮いていましたが、急に数が少なくなっているように思います。
ウミウなども同じようにひなが狙われていました。
道東の海鳥たちにとって安全な場所のはずのこの島に大きな変化が起きているようです。
一方で今年は4年ぶりにチシマウガラスが舞い戻ってきました。
この素晴らしい海鳥たちにいつまでも出会える事が出来る所であってほしいと願うばかりです。」
繁殖期の調査活動による入島の影響も心配ですが、もっと大きな変化が島を襲っているのかもしれません。
落石ネイチャークルーズは毎日のように運航していますので、そのガイドさんたちが一番島の変化に敏感です。彼らの発する情報に真剣に耳を傾ける必要があると思います。
また、ラッコによる漁業被害の解決策も全国レベルの視野で考えられないでしょうか?
全国の水族館ではラッコが姿を消しつつあると聞いています。
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