<近況報告> By イーグル
今年の1月中旬より、二人暮らしの孫(太陽=中学1年生)の「不登校」が続いており、今、私の日常は通常から大きくかけ離れた状況に陥っています。
最近、ブログやFBの書き込み頻度が落ちたりしているのは、それが原因です。
また、冬季野鳥観察のオンシーズンであるにも関わらず、落石ネイチャークルーズのガイドの仕事を除き、一切の仕事がSTOPしています。各所から寄せられるガイド依頼や情報提供依頼にも、精神的・物理的理由から、とても対応させていただける状況にありません。接客英語教室にも影響が広がっています。
先週、青色確定申告を終えました。事務所の移転や太陽のケガもあり、収支はトントン。ただ、このままでは今年は赤字転落は必至です。
ま、それは置いておいて、
「二人暮らしの孫の不登校」はかなりきつい状況です。お互いに逃げ場がありません。
そもそも、太陽の不登校の原因は「怠け」「厭世」や「いじめ」とはかけ離れた理由からです。
友人も多く、部活や学校生活、剣道への取り組み、「自衛隊から美容師に転進」という将来の夢等々、「学校の授業」以外は何の不満・不安も無いようです。
主たる原因はひとつ。本人の「先天的な不具合」(文字媒体を介したコミュニケーションや理解力が極端に低いという先天的な能力の不具合)が原因との専門カウンセリング結果が最近出ました。
トム・クルーズと同じ「不具合」と言われました。トムクルーズ氏は映画の台本が読めず、マネージャーに音読してもらってセリフを覚えているとか。
太陽と私は、この「先天的な不具合」をうすうす小学校高学年の頃から認識しており、克服へ向けて二人で必死に頑張ってきました。毎晩、音読をしたり、動画で勉強したり、様々な努力も続けてきました。
そして、今般その不具合を克服しようとして頑張って頑張ってきた本人がついに限界を超えてしまったようなのです。
授業への参加も日課もすべてはじけてどこかへ飛んで行ってしまいました。
親としては途方にくれています。
原因がわかるだけに、ここは「より良い方向転換」と「親の熟慮」が肝要なのでしょう。
また、親が倒れてはどうしようもありません。自分がもっと楽に太陽と接しられる環境についても考える必要に迫られています。
まずは保護者である私自身が考え方を転換し、世間体やわが子の将来像の一般的な常識にとらわれることなく、「本人がどうすれば将来幸せになれるか」だけを軸に据え、柔軟な対応・環境整備を考えてあげなければならないと思っています。
両親が不在で幼少期より親の愛情に恵まれてこなかった太陽。
祖父としては不憫さが先行してしまい、甘やかしてきたかもしれませんが、それよりも、どこかで私が世間の常識にとらわれていたのかもしれません。
カウンセリング結果を聞くまで、認識できなかったのですが、太陽は、現在、文字媒体によるやり取りがほとんど出来ないために、すべての科目でつまずきが生じてるようです。
これが、直接的な「不登校」の原因だと思われます。
授業の6時間だけが本当に辛いのだそうです。
「小学生に毎日6時間、高校の授業を受けさせているようなもの」だそうです。
気づかなかった。これでは、私でも不登校になるなと思いました。
そこで、
太陽の「不登校」を「怠け」ととらえるのではなく「頑張りの結果」ととらえて、もう今までの方向では「頑張らなくていいよ!」と言ってあげることにしようと思います。
現在の日本の学校教育の枠内では、太陽を救い、本人が幸せになりきっかけを与えてやることは難しいのかもしれません。
「特別支援学級」しか選択肢がないのでは、太陽の個性には合わないことは明らかです。4-6年生まで所属していた経験もあるのでよくわかります。
具体的には、
どこにいても太陽が「不登校」なら、発想を変えて、太陽を支える「私自身」が一番住みやすくて元気に頑張れる場所に転居しようと思います。
そして、その場所で太陽がまた不登校になっても、すくなくとも「私」が倒れない状況だけは確保してゆこうと考えています。
近いうちに、必ず太陽も私も復活したいと思います。
*落石ネイチャークルーズは私のライフワークです。これだけは、どんな逆境に陥っても関わってゆき、再びチーフガイドとして復活したいと思います。
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