【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2015年2月19日木曜日

落石ネイチャークルーズPM便 速報 406,749

2015年2月18日(水)
<落石NC PM便>   BYイーグル
曇り。気温マイナス2度。この時期としては暖かい。
週末の暴風雪のなごりか、うねりが大きくかなり苦労いたしました。
お客様は、日本人の方が4名。ドイツからのカメラマンが2名。皆様、大きなうねりと悪戦苦闘のクルーズとなりました。
前半は極端に鳥が少なく、このまま何も出ずに終わってしまうのかと不安になりました。
しかし、落石の海は我々を裏切ることはありません。
船がモユルリ島の東側に到達したとき、急にウミスズメ類がブレイクしました。
ケイマフリの数が増えてきたなと思った瞬間、いきなり1羽のエトロフウミスズメが現れました。
波が高く観察・撮影は大変でしたが、皆様急に元気になられ、船内は大いに盛り上がりました。
その後、もう1羽のエトロフウミスズメがチシマ型ウミバトとともに現れ、どちらの方向に船を進めるかで迷ったり、チシマ型ウミバトとアリューシャン型ウミバトが並んで同時に現れたりしました。
アリューシャン型は飛んだ時、羽の下側に白い線は出ず、ほぼ一様に暗色でした。雨覆いに白いパッチが出るウミバトのうち、翼下面に白線があるもの(便宜上カムチャッカ型と称していますが)の方が圧倒的に多い海域ですので、今日の個体の翼下面が確認できた意義は大きいと思われます。お客様の中には、かなり鮮明に翼下面を撮影された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その後、定番のコオリガモ・クロガモ・シノリガモ・ビロードキンクロ・ウミスズメ・ウミガラスなども楽しめました。
カモ岩にはオオワシが鎮座していましたが、岩の裏からハギマシコ(5)が飛び立ったのが印象的でした。
コウミスズメは、先週はあんなに居たのに、今日は5羽くらいがチラッと現れただけでした。
《観察種》
ハジロカイツブリ(20+)
アカエリカイツブリ(1)
ウミウ(1)
ヒメウ
オオハクチョウ(1)
スズガモ
ビロードキンクロ(10+)
シノリガモ
コオリガモ
ホオジロガモ
ウミアイサ
トビ
オジロワシ
オオワシ
カモメ
オオセグロカモメ
ワシカモメ
シロカモメ
ウミガラス(1)
ウミバト (チシマ型=2、アリューシャン型=1)
ケイマフリ(20+)
ウミスズメ(10+)
エトロフウミスズメ(2)
コウミスズメ(5+)
ハギマシコ(5)

 ウミバト(アリューシャン型)
Pigeon Guillemot
Cepphus columba kaiurka

 ウミガラス
Common Guillemot
ビロードキンクロ(日本・アジア型)
White-winged Scoter




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