【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2013年4月28日日曜日

2013年4月27日(土)  196,986
<奄美大島 家族旅行>  By イーグル
現在、イーグルは根室を離れ神奈川県の自宅におります。各地で道東の営業活動中です。

今回は休暇。普段離れて暮らす妻に対する罪滅ぼし(?)を兼ねて、4月23日ー26日の4日間の日程で、憧れの奄美大島へ行って来ました。道東の野鳥情報ではありませんが、「番外編」として奄美の最新情報をアップさせていただきます。
(写真は次の記事にアップ)

最終日を除き、連日の雨模様。天候的にはついていませんでしたが、ルリカケス・オーストンヤマゲラ・アマミヤマシギ・リュウキュウ(セレベス)コノハズクなどの憧れの野鳥たちを次々とGETでき、珍しく「ついている」探鳥旅行になりました。また、コシャクシギ・アカガシラサギ・カラシラサギなど渡りの途中の「珍鳥」との偶然の出会いもありました。
また、ナイトツアーでは、アマミクロウサギ(1)の姿や、念願のアマミヤマシギを6羽も見ることが出来ました。
サンコウチョウももう来ていて、美しい声と姿を楽しませてくれましたが、アカショウビンやアジサシ類には時期が早すぎたようでした。ツメナガセキレイはおりましたが、キガシラセキレイ・イワミセキレイ・ヤツガシラ等には遅すぎたようでした。

探鳥地としては、「南部の林道・峠」と「秋名の田んぼ」が一番面白かった。
また、「奄美ネイチャーセンター社」のナイト・ツアーは最高によかった。時期が良かったとガイドさんはおっしゃってましたが、ハイスキルかつとても親切なガイドのSさん。本当に素晴らしいガイディングでした。我々道東のガイドも見習うべき点が多々あり、本当に勉強になりました。

今回は、家族旅行でもあり、野鳥の事前情報はゼロで行きました。
場所も、普段皆さんが足を運ばれる有名探鳥ポイントだけしか回れませんでしたが、それだけで十分でした。ただ、アマミヤマシギをはじめとする夜行性の野鳥の観察には、「奄美ネイチャーセンター」等のナイトツアーに入ることをお勧めいたします。ハブやヒメハブの危険もありますし、ライトを照らしながらの真っ暗な林道の運転もかなりのスキルを要します。
今回も何ら特別な場所に行ったわけではないのに、見たい鳥をほぼすべて見せていただきました。ホテルへの送迎付きで「一人6,000円」は本当にお得だと思いました。

オオトラツグミは、ナイトツアーで1秒ほど飛び去るのを見かけましたが、南部の林道付近やマングローブ公園の道の駅で、早朝、声だけは聴くことが出来ました。「ヒュー」という不気味な声のトラツグミとは全く違う、どちらかというとアカハラ系の「キョロン」というような声でした。両者が別種であるのもうなずけます。
ガイドさんの話に寄りますと、オオトラツグミは姿を見られることは本当に稀という事でした。シマフクロウなどと並ぶ「日本で一番希少な鳥」の一つではないでしょうか? 

コシャクシギには、「宇検村の総合運動公園」で出会いました。何年にも渡り、何回も振られ続けてきた文字通り「コシャクなシギ」。自分的にはやっとケリをつけることが出来ました。うれしかった!
1羽のみでしたが、公園内の芝生の上で悠々と採餌をしている姿。「出来るだけ遠くから撮る」を実行。Canon PowerShot SX50HSで静止画・動画撮りを堪能させていただきました。
バーダーは自分1人だけ。久々に贅沢な時間を過させていただきました。

その他、「秋名の田んぼ」も最高でした。多くのシギ・チに加え、偶然、妻がアカガシラサギ(夏3)とカラシラサギ(1)を見つけてくれました。タカブシギの100羽以上の群れなども感動でした。

「奄美自然観察の森」は、アカヒゲやルリカケス、オーストンオオアカゲラのポイントとして有名ですが、今回は成果ゼロでした。「大瀬海岸」やその後背地も鳥影は薄かったです。夕刻・早朝には行かなかった為、ミフウズラには縁がありませんでした。また、クイナ類・リュウキュウヨシゴイなどにも出会えませんでした。
妻との観光の時間も半分近く取りましたので、じっくり観察しなかったこともあります。実際には、この時期に、丹念に探せばあと10種類以上は見ることが出来たと思います。

ルリカケスは予想以上に「苦戦」する鳥でした。
「声はすれども姿が見えず」状態が多いのと、警戒心が強くなかなかゆっくり観察させてくれません。その中でも、「奄美大島紬村」は穴場でした。理由は現地で!


一般観光では、「奄美紬の着付け体験」と「鶏飯」が最高でした。

4月のGW前の奄美大島。バーダーはほとんど見かけません。
1羽の鳥に数百人が集まるという喧騒に満ちた都会の野鳥観察に比べ、情報に振り回されることもなく、ゆったりとした空間の中でのバーディング。正に至福の4日間でした。

≪確認種・全62種≫
ウミウ(1) *大瀬海岸
アオサギ
アカガシラサギ(夏3) *秋名の田んぼ
クロサギ
ダイサギ
アマサギ
チュウサギ
コサギ
カラシラサギ(夏1) *秋名の田んぼ
ササゴイ
ミサゴ
サシバ
オシドリ(♂1、♀1) *秋名の田んぼ
カルガモ
バン
ハジロコチドリ
オグロシギ
チュウシャクシギ
コシャクシギ(1)  *宇検村の総合運動場
アオアシシギ
クサシギ
タカブシギ
イソシギ
キョウジョシギ
キアシシギ
トウネン
ウズラシギ
ハマシギ
オバシギ
タシギ
アマミヤマシギ(成鶏4羽+ひな2羽) *南部の林道+峠
カラスバト(f1)
キジバト
ズアカアオバト(2)
セレベス(リュウキュウ)コノハズク (多数) *南部の林道
カワセミ
コゲラ
オオアカゲラ(オーストン) (♂1)
ツバメ
リュウキュウツバメ
ツメナガセキレイ(キマユ)
キセキレイ
ハクセキレイ
ムネアカタヒバリ
タヒバリ
ヒヨドリ
サンショウクイ(多数)
アカヒゲ(多数)  *自然観察の森
ノビタキ
イソヒヨドリ
オオトラツグミ(f1+S)  *南部の林道
シロハラ
エゾムシクイ
セッカ
サンコウチョウ(♂1)  *南部の林道
シジュウカラ
ヤマガラ
メジロ
スズメ
ムクドリ
ルリカケス(4)  *自然観察の森、奄美大島紬村
ハシブトガラス
*アマミクロウサギ(1)   
*イシカワガエル
*ハナサキガエル
*オットンガエル
*ヒメハブ

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