【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2012年7月14日土曜日

2012年7月14日(土)  119,282
<落石ネイチャークルーズ速報> BYイーグル
久々の運航でしたが、2mの波があり船はかなり揺れました。その為、写真撮影の方々はかなり苦労されていました。ただ、観察の方はミズナギドリ・ウトウ・ヒレアシシギを中心にものすごい数の海鳥に船が囲まれ、お客様の間からは「凄すぎる!」との声が上がっていました。霧も島の近くではほぼ晴れていました。
今日と明日は根室市内で「ねむろ港まつり」が開催されていますが、今日の落石ネイチャークルーズはまさに「落石海鳥まつり」という状況でした。
エトピリカの方も、抱卵時期が終了し、両親共に餌を取りに出てくるようになったためだと思われますが、急に数が増えました。島の反対側の海域に達する手前からパラパラとエトピリカが姿を現し、2島の間の海峡を双眼鏡で覗いてみると、大げさではなく「うじゃうじゃ」とエトピリカの姿が見えました。3-4羽単位で盛んに編隊飛行も繰り返していました。結局、最終的には22羽のエトピリカを数えましたが、お客様の間からも「もっと居たのではないか?」との声が上がる程でした。
話題のツノメドリですが、海峡の中に1羽遠望することが出来ましたが、高性能の双眼鏡でやっと見える距離でした。カメラのみで双眼鏡をお持ちになっていないお客様もいらっしゃいましたので、ほとんどの方は見た気がしない、との感想だったと思います。ただ、確実に1羽はおりました。顔が白い綺麗な方の個体でした。海峡の奥の方で1羽のエトピリカと寄り添うようにしばらく浮かんでいましたが、しばらくすると潜ってしまい姿が見えなくなってしまいました。これで、落石近海には2羽以上のツノメドリが居るという事が確実になりました。繁殖を期待したいものです。
今後、しばらくはエトピリカ・ツノメドリともに最も観察しやすい時期を迎えます。後は、毎朝濃霧が晴れることを祈るのみです。
(観察種)
ウトウ(3000+)
ケイマフリ(10+)
エトピリカ(22+)
ツノメドリ(1)
ウミウ
ヒメウ
ハシボソミズナギドリ(↓)
ハイイロミズナギドリ(2000+)
トウゾクカモメ(2)
フルマカモメ(20+)
オオセグロカモメ
ウミネコ
ハイイロヒレアシシギ(↓)
アカエリヒレアシシギ(500+)

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