【2019年夏時点での自己紹介】 2010年に31年勤務しましたANAを早期退職。25年間野鳥観察に通い詰めた根室市に移住しました。2010年7月には「根室市観光協会のバードウォッチング観光自己紹介

2011年12月1日木曜日

2011年12月1日(木)  By イーグル  68,601
<根室港 オオハム探し>
昨日、チラッと見かけたオオハムを探しに、いつもの根室港へ行った。漁協裏の正面岸壁に着いたとたんに、簡単にオオハムの姿が見に飛び込んで来た。高波を避け、港の中で悠々と小魚を探している様子だった。しばらく、車の中で待機していると、岸壁から5m位まで近づいてきた。後方の脇の白さという定番の識別点に加え、ノドに全く黒い線がないことや角ばった頭の形、クチバシがかなり長くアカエリカイツブリのように感じる点、頬の白い部分が大きい点などシロエリオオハムとの識別点もはっきり確認できた。背中の羽の羽縁の色から幼鳥だと思われます。いつも遠くを飛んでいる姿しか見たことのない方、根室港にお急ぎください。識別の勉強にもなりますよ。
上空をオジロワシ(1)が通り過ぎる。オオワシも3羽も岸壁にとまっている。先週に比べ、格段にオオワシの数が増えている。
カモメ類も、ミツユビカモメはいなくなったようだが、まだ基本6種類のカモメを見られます。
対岸の岸壁に目を移すと、強風を避けるようにウがたくさんへばりついている。その中にどう見てもチシマウガラスと思われるごついヒメウが11羽いた。落石ネイチャークルーズや納沙布岬で何度も見ているうちに、大きさ(量感)や頭や首の形、クチバシの太さ・色などで、ピンとくるようになってきた。2年間の観察を通じ、根室半島には巷に言われているよりはるかに多くのチシマウガラスが生息しているように思います。神出鬼没だけどね。
この冬、根室にお越しになるバーダーの方、あまり有名ではありませんが「根室港」もチェックしてみてくださいね。きっと良い事があると思いますよ。でも、くれぐれも岸壁につんである漁網を車で踏んだりしないように。港は漁師さんたちの神聖な職場であることもお忘れなく。
(今日の確認種)
オオハム(幼鳥1)
ウミアイサ
スズガモ
ホオジロガモ
コオリガモ
シノリガモ
アカエリカイツブリ
ヒメウ
ウミウ
チシマウガラス(冬羽11)
ウミネコ
オオセグロカモメ
シロカモメ
ワシカモメ
ユリカモメ
カモメ
オジロワシ(1)
オオワシ(3)
ハシブトガラス
ハシボソガラス

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