2010年5月30日(日)
<落石ネイチャークルーズ>
(AMのみ) 晴れ BY イーグル
エトピリカ(2)
ウトウ(多数)
ケイマフリ(多数)
シノリガモ(50;)
ウミウ
ヒメウ
オオセグロカモメ
ウミネコ
ハクセキレイ *ユルリ島の波打ち際
ウミスズメ(2)
シロエリオオハム(20+)
アビ(10+)
スズガモ
*300Mぐらいの距離でエトピリカ2羽を発見。遠距離を保ちながら船を止めて観察。10分程度双眼鏡でじっくり観察。その後、エトピリカは我々に敵意がないと見たらしく徐々に近づいてきた。一同、息を凝らして凝視していると、何と海面を飛び立ち、あろうことか船に向かって一直線に飛んできた。そして、まるで我々をおちょくるように、船べりをかすめて飛び去った。距離にして10Mも無かった。船長・乗組員を含め全員が美しい嘴と飾り羽を肉眼で、かつ、真近で観察することが出来た。正に至福の時。写真の方も、素晴らしいシャッターチャンスだったと思われ、下船後も撮れた写真の話でしばし盛り上がっていた。
やはり、鳥を追いかけるのではなく、むしろ海上で停止し、静かに距離を置いて観察する、という本クルーズの練り上げた戦略が功を奏した。もし、あの時、エトピリカを船で追いかけていたら、反対方向にエトピリカは飛び去っていただろう。元々、好奇心が強く、敵意が無いと見るや、人間や船に興味を示す事が多いというエトピリカの習性を考慮した上で、撮影という観光的要素にも配慮するという戦略の勝利である。
これからも、決して、鳥を追い掛け回すことのないよう徹底し、かつ、漁船という鳥に過度な脅威を与えない船の特性を最大限に生かし、鳥の方から自然に漁船に近づいて来るようなガイディング技術を磨いてゆきたい。野鳥に脅威を与えず、かつ、良い写真も撮ってもらうという一見「二律背反」する課題に挑戦してゆきたい。今後とも多くの方のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
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